米国の家庭内ネットワークで、無線LANの利用者がイーサネットの利用者を上回った。Parks Associatesが1月18日に公表した調査により明らかになった。
同社が実施した「Global Digital Living」と題された、北米とヨーロッパを対象とした調査によれば、家庭内ネットワークで無線LANを導入している家庭は全体の52%、イーサネットで配線している50%を上回ったという。
カナダでは無線LANを利用している家庭が32%、イーサネットが43%で、何を使っているか分からないとする回答が26%あった。
「これはまさに重大な分岐点だ」とParks Associatesの調査担当ディレクター、ジョン・バレット氏。同氏は「ホームコントロール、ホームセキュリティ、マルチメディア配信に至るまで、イーサネットのみのネットワークでは非実用的だ」とも指摘する。
また、CATV会社、電話会社が昨年以来、ブロードバンドサービスで無線LAN対応の家庭内ネットワーク機器バンドルに積極的になっている点も、無線LAN導入を促進していると同氏は付け加える。
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