米GoogleがVoIPのテレフォニーサービス提供を計画しているとの観測が、英国の業界アナリストのコメントから浮上した。
「世界最大手の検索エンジンにとって、そうなることは目に見えている。『Googleツールバー』は何百万人もがダウンロードした。VoIPクライアントがそうならない理由があるだろうか」。Ovumの主席アナリスト、ジュリアン・ヒュウェット氏は1月24日に報道陣に配った資料でこう述べている。
「Googleの魅力は明らかだ。何かを検索し、そして自分が探しているものを販売している会社と話したければ『ここをクリック』。その後Googleは、電話接続の件数に応じて『スポンサー』から料金を徴収する。通話コストは非常に小額で、広告によってまかなわれる。広告で成り立つGoogleのビジネスモデルにとって、非常に素晴らしい拡張になる」と同氏。
Googleの今後の動きに関する憶測は、実際には1週間以上前から始まった。同社が掲載した求人情報では、グローバルバックボーンネットワーク開発のために「ダークファイバー」契約の交渉経験者を求めている。ダークファイバーとは、敷設済みだがまだ利用されていない光ファイバーケーブルのこと。
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