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シャープ、HDMI搭載のデジタルハイビジョンレコーダー

» 2005年02月16日 16時57分 公開
[ITmedia]

 シャープは2月16日、「AQUOSハイビジョンレコーダー」の新製品3機種を発表した。いずれもデジタル3波対応チューナーを搭載し、画質劣化のないストリーム録画をサポート。このうち2機種には、新たにHDMI端子を装備した。いずれも3月10日に発売する予定で、価格はオープンプライスとなっている。

photo 「DV-HRD300」(中央上)、「DV-HRD30」(左)、「DV-HRD3」(右)。前面にある「メディアサークル」は、再生時に青、録画時はオレンジ、メディア選択時は白に発光する
製品名 DV-HRD300 DV-HRD30 DV-HRD3
光学ドライブ DVD-R/-RW☆3☆
HDD容量 400Gバイト 250Gバイト 160Gバイト
チューナー 地上/BS/CSデジタル、地上アナログ☆3☆
HDTV録画時間 約47時間 約29時間 約18時間
HDMI端子
本体サイズ 430(幅)×260(奥行き)×78(高さ)ミリ☆3☆
重量 約5.2キロ 約5.1キロ☆2☆
市場想定価格 20万円前後 16万円前後 13万円前後
発売日 3月10日☆3☆

 HDMI端子の搭載により、“AQUOS”「LC-45GD1」など、HDMI対応テレビとの間で映像や音声のデジタル伝送が可能になった。DVDなどのSD映像も、750p/1125iのハイビジョン解像度にアップコンバートして出力することができる。

 Blu-rayレコーダーの「BD-HD100」にも採用された「ハイビジョンクオリティ高速処理エンジン」を搭載。ハイビジョンクオリティのまま、暗号化したうえでHDDに記録・再生する。ハイビジョン番組の視聴中は、任意の時間(30分/60分/90分より選択)で自動録画も可能。追いかけ再生のほか、見ている番組を一旦停止したり、前にさかのぼって見直すことができる「ハイビジョンタイムシフト視聴」にも対応した。

 HDDに録画したハイビジョン映像は、チャプター設定やカット編集(不要なシーンの消去)などの編集作業を行った後、i.Link接続でD-VHSへムーブするか、SD画質にダウンコンバートしてDVDに保存するかを選択できる。番組単位だけでなく、チャプター単位でダビング(もしくはムーブ)可能だ。

 DVDドライブは、DVD±R/±RWやDVD-RAMの読み込みにも対応。ただし、CPRM対応DVD-Rはサポートしていないため、コピーワンス番組の録画はDVD-RWのみとなる。

 環境性能も向上した。待機電力を1.7ワットに抑え、従来機(DV-HRD2)と比較して約15%の削減。また無鉛はんだやノンハロゲン材など、環境に配慮した材料を積極的に採用しているという。

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