ニコンカメラ販売は2月16日、秒間8コマの高速連続撮影に対応、報道やスポーツ撮影分野に適したデジタル一眼レフカメラ「D2Hs」を発表、3月25日より発売する。価格は51万4500円(税込み)。
D2Hsは、2003年11月に発売されたフラグシップ機「D2H」の後継モデルで、基本性能はそのまま継承。イメージセンサーにはニコン独自の撮像素子「LBCAST」を採用、有効画素数は410万画素。秒間8コマの高速撮影と、JPEGで最大50コマ、RAWで最大40コマまでの連続撮影を可能としている。レリーズタイムラグは37ミリ秒。
新たにD2Xから継承された新開発の画像処理エンジンを搭載、正確な色再現性となめらかな階調性を実現。特に、高感度撮影時の徹底したノイズ低減を達成している。複雑な光線や照明の状況でも正確に露出精度を実現する「3D-RGBマルチパターン測光II」も新たに搭載。最新のカラープリンタに対応するsYCC色空間にも対応する。
液晶モニタの解像度も向上し、D2Hの21万画素から23.2万画素2.5インチ液晶モニタに変更。別売の「ワイヤレストランスミッター WT-2」に対応、IEEE802.11b/gによる画像データ転送に対応する。
D2Hsの主なスペックは以下の通り。
製品名 | D2Hs |
形式 | レンズ交換式一眼レフレックスタイプデジタルカメラ |
レンズマウント | ニコンFマウント(AFカップリング、AF接点付) |
撮像素子 | 23.3×15.5ミリ、総画素数426万画素(有効約410万画素) |
記録画素 | 2464×1632/1840×1224ピクセル |
感度 | ISO 200−1600相当 |
記録形式 | JPEG、RAW |
ファインダー | アイレベル式(ペンタプリズム)、視野率:約100%、倍率:約0.86倍(50ミリ、∞) |
AF方式 | TTL位相差検出(マルチCAM2000) |
フォーカスモード | シングルAFサーボ、コンティニュアスAFサーボ、マニュアル |
シャッター | 電子制御式上下走行式フォーカルプレーン、1/8000〜30秒、bulb |
露出制御 | プログラムAE、シャッター優先AE、絞り優先AE、マニュアル |
ホワイトバランス | オート、マニュアル6種、プリセット(5つまで)、色温度設定 |
ドライブ(連写機能) | 最高8コマ/秒、ミラーアップ可能 |
液晶ディスプレイ | 2.5インチ低温ポリシリコンTFT |
記録メディア | コンパクトフラッシュ(Type II、マイクロドライブ対応) |
インタフェース | USB 2.0 |
サイズ | 157.5(幅)×149.5(高さ)×85.5(奥行き)ミリ |
重量 | 1070グラム |
価格(税込み) | 51万4500円 |
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