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1台でPCもハイビジョン映像も――デル「UltraSharp 2405FPW HAS」レビュー(2/3 ページ)

» 2005年04月05日 13時25分 公開
[浅井研二,ITmedia]

 これら接続端子類はすべて本体の底面にあり、いったんスタンドに取り付けてしまうと、接続は目測で行わざるをえず、非常に作業がしづらい。ただ、この製品では、その大きなサイズに見合わず、90度回転して縦画面への変更、いわゆるピボットが可能だ(ただし、専用ユーティリティなどは付属しておらず、グラフィックカード側での対応が必要)。

 接続作業に関しても、この回転を利用すれば、わりと楽に行える。このほか、専用スタンドは、水平には左右へ各40度、垂直には上20度、下5度の調整ができるほか、高さも10センチの範囲で伸縮が可能だ。

photo 専用スタンドは本体の背面に取り付ける。左右へ各40度、上20度、下5度の向き調整ができるほか、高さも10センチの範囲で伸縮が可能

 また、本体左側面には、コンパクトフラッシュ(TypeI/II)、メモリースティック(PRO対応)、SD(およびMMC)、スマートメディアのカードリーダーも備えているが、これはあくまでもPCからUSBマスストレージとして使えるもので、モニタ単体でカード内の画像をブラウズできるわけではない。本体には、アップストリーム1基(背面)、ダウンストリーム4基(背面および左側面)のUSB端子が装備されており、2.0対応USBハブとしての利用が可能だ。

photo モニタ本体の左側面には、PCからUSBマスストレージとして利用可能なカードリーダー(9種のメディアに対応)も装備
photo 画面左下には、1〜5の入力信号表示のほか、「入力切替 」「PIP/PBP選択」「メニュー」「輝度/コントラスト(−)」「自動調整(+)」、そして、電源ボタンがある

 PCの画面を表示する場合には、1024×768、1600×1200といったモードでも、スケーリング、または、同一ピクセル数での表示が可能だが、1920×1200で利用しなければ、このディスプレイを導入する意義は薄れてしまう。それゆえ、手持ちのグラフィックカードで1920×1200の表示モードができるかどうかを、まず確認すべきだろう。

 今回接続したのは、手持ちのATI RADEON 9200ベースというやや古めのグラフィックカードでやや不安はあったが、幸いなことに特に表示には問題はなく、最大解像度も、縦画面(画面のプロパティから「回転」を行う)もともに可能だった。

photo 画面を90度回転させて縦画面、いわゆるピボットも可能。Webブラウザを表示させた場合、縦スクロールの必要はほとんどない

 表示にムラなどはなく、隅々までくっきりとしている。なにより、画面の“広さ”は圧倒的。標準スタイルではWebブラウザのウィンドウを横に2つ並べたりしても、十分余裕があるし、縦画面ではたいていのWebサイトをほとんど縦スクロールさせずとも閲覧できるほど。

photo 上のピボット時の画面を拡大。ITmediaトップページなら、LifeStyleのニュース一覧まで1画面内に収まる

気になるハイビジョン視聴は……

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