USENは無料ブロードバンド放送「GyaO」(ギャオ)を4月25日から提供すると発表した。4月6日からは試験放送を開始する。
GyaOは利用するISPやネットワークに関係なく、ブロードバンド環境ならば誰でも視聴できるオープンな無料放送。視聴にはWindows Media Player9以上(一部コンテンツについてはWindows Media Player10が必要)と、1Mbps以上の常時接続回線が必要になる。ビットレートはすべてのコンテンツについて384kbpsと768kbpsが用意される。
初期登録時には、年齢層や性別、郵便番号などのプロフィールと連絡先(メールアドレス)の登録が必要。コンテンツはオンデマンドで配信され、放送の間に挿入されるCMとバナーがGyaO側の収入源となる。放送開始の半年後程度をめどに、顧客プロフィールに基づいたセグメント広告が行われる予定だ。
コンテンツは映画、ドラマ、音楽、アイドル・グラビア、バラエティー、アニメ、ニュース、ラジオ、スポーツ、ドキュメンタリー、教育・学習、映像ブログなどが幅広く提供される。ドラマは人気の韓流ドラマも放送される予定だ。
開始当初はCMを収入源とする地上波テレビ局と同様のビジネスモデルだが、テレビ各局とは競合関係をとらない方針。「テレビ局の有するコンテンツを活用するなど、広範な協調関係を築く協議を行っている」(同社)。
同社は昨年よりエイベックス・グループ・ホールディングスへの資本参加やギャガ・コミュニケーションズの連結子会社化などコンテンツ事業への取り組みを強化しており、GyaOについても「早急に1000万の視聴者獲得を目指す」としている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR