マイクロソフトは昨年12月からベータ版を提供していたインスタントメッセージソフト「MSN Messenger 7」の正式版を公開した。
基本的にはベータテスト終了に伴う正式版公開ということで、機能面での大幅な変更は行われていないが、ビデオ会話機能の性能向上やMSN Spacesへワンクリックで移動できる「マイスペース」ボタンの追加、音声付きアニメーションアイコンを送信できる「ウインク」の変更などが行われている。
ビデオ会話機能については同社とLogitechが共同開発を行っており、音声・動画の品質や接続の安定性についても向上したほか、動画の全画面表示が可能になっている。
ベータ版ではサインインする前に「オンライン」や「オフライン」、「取り込み中」などの状態表示を選択することができたが、正式版ではこれに加えて、自分の名前の下のスペースにメッセージを入力することが可能になった。状態表示とあわせて用いることで、より細かな情報をオンライン上のメンバーへ知らせることができる。
この欄にはWindows Media Playerで再生中の楽曲名を表示させることもでき、その曲名をクリックすると、MSN ミュージックのウィンドウが開くようになっている。「メンバーへ自分の聞いている曲のタイトルを公開することで、音楽というキーワードから会話が広がることを期待します」(同社)
また、アイコンや背景画像、絵文字、ウインクなどをセットにした「コンテンツパック」が新たに用意される。このパックはWinAmpなどでいうスキンに相当するもので、アイコンや壁紙、ウインクなどをワンクリックで導入できる。ヨーロッパでは有料コンテンツとして販売が開始されているが、日本ではまず広告の一環として提供される。
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