マイクロソフトは、メッセンジャーソフト「MSN メッセンジャー」の最新バージョンとなる7.0 ベータ版の提供を開始、あわせてBlog、メール(Hotmail)、検索といった同社のサービスとの連携も強化された。
MSNメッセンジャー 7.0ベータは、これまでの機能に加えて、音付きアニメーションアイコンを送信できる「ウインク」、メッセンジャーのウィンドウを揺らす「シェイク」、サインイン前のプレゼンス設定、メインメニューへの「MSNトゥデイ」などといった機能を追加。手書き入力にも対応した。
メンバーリスト下にはMSNサーチの検索窓が設けられたほか、メッセンジャーで会話中の言葉をMSNサーチで検索することも可能になっている。
Blog(MSN スペース)との連携も搭載された。メッセンジャー登録メンバーの連絡先については、「連絡カード」にMSN スペースで登録されているBlogのURL、音楽リスト、写真などの情報も表示され、メンバーがMSN スペースを更新した場合には、メンバーリストに更新を表すマークが現れる。
同日に正式サービスが開始されたMSNスペースにも改良が加えられており、デザインテンプレートが7種類から31種類に拡大されたほか、ドラッグアンドドロップによるレイアウト変更が可能になり、デザインの自由度がより高くなった。
アップした画像をスライドショー形式でも楽しめるフォトアルバム機能を追加。また、これまで対応していなかった、Blog自体の削除も行えるようになった。
許可されたユーザーのみがBlogを閲覧できるようになるプライベート機能も備えており、MSNメッセンジャーのメンバーリスト、もしくはHotmailに登録されたアドレス帳から、閲覧可能なユーザーを指定できる。
「重視されるのは機能や技術ではなく、“何ができるか”。これまでは各サービス上で個人のプロフィールだけが共有されていたが、これからはその個人が持つネットワークも共有していく」
各サービスの連携を強化したことについて、 同社の丸岩幸恵氏(MSN事業部 サービス部 コミュニケーションサービスグループ ディレクター)はこう述べ、今後の課題として「MSN自体が提供しているサービスとの連携」「携帯電話を含めたモバイル領域の強化」を挙げた。
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