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通勤時間を有効活用できるマルチプレーヤー SII「SV-E1100」レビュー(?)(1/3 ページ)

» 2005年04月22日 13時11分 公開
[渡邊宏,ITmedia]

 英語が苦手だ。

 中学・高校から大学と常に英語は苦手だったし(ほかの教科が得意だったかといえばそうでもない)、働き始めてもそれは変わっていない。International CESMacWorldなど、海外の展示会へ取材に行ったと人に言うと「すごい」と言われることもあるが、聞くも話すも身ぶり手ぶりを交えて精一杯だったのが本当のトコロ。

 そうしたヘコむ出来事がある度に、「今度こそちゃんと英語の勉強をしよう。まずはTOIECだ」と意気込んで教材を買うものの、長続きしないで終わってしまう。意気込んで申し込んだTOEICのテストも、受験寸前には勉強不足を自覚して、いやな汗が流れる始末(当然テスト結果も芳しくなく、2度ヘコむことになる)。

 そんなある日、持ち込まれたのがセイコーインスツルの「Dr.VOICE neo SV-E1100」(以下 SV-E1100)。定期入れサイズのボディに「英文テキスト表示」「音声再生」「電子辞書」の3機能を搭載しており、通勤電車の中でも手軽にTOEICの勉強ができるという。

photo セイコーインスツルの「Dr.VOICE neo SV-E1100」

 少しずつでも勉強していけば、苦手な英語もいつかは上達するはず。通勤途中の勉強ツールとしてどれだけ有効か、さっそく試してみた。

手のひらサイズに英語の「聞く・見る・調べる」を統合

 本体サイズは112(幅)×71(高さ)×16(厚さ)ミリ、133グラム。モノクロ16階調のタッチパネル付きFSTN液晶を搭載する。解像度は320×240ピクセルで、19文字×10行の表示を行うことができる(辞書モード時は全角19文字×11行)。電源としてリチウムイオン電池を搭載しており、約17時間の利用が可能となっている(連続表示1時間あたり音声使用20分、バックライト非点灯時)。

photo 大きさはまさに定期入れサイズ
photo 右側面には電源、ホールド、音量調節の各ボタンと、スライタスペンのフォルダ
photo 左側面はバックライトと再生スピード調節のボタン

 ジーニアス英和/和英辞書以外のコンテンツは内蔵されておらず、専用メモリカード「シルカカード・ブルー」をセットすることで各種のコンテンツを利用できるようになる。まずはTOEIC対策をメインとした旺文社の書籍/CDを収録した3種類のカードが用意され、それぞれのカードとSV-E1100をセットした状態で販売される。

製品型番 同梱カード カード収録コンテンツ
SV-E1100T1 LC-A001 「TOEICテスト はじめてのリスニング」「TOEICテスト 英単語・熟語マスタリー2000」
SV-E1100T2 LC-A002 「TOEICテスト リスニング600点」「TOEICテスト 英単語・熟語マスタリー2000」
SV-E1100T3 LC-A003 「TOEICテスト リスニング730点」「TOEICテスト 英単語・熟語マスタリー2000」
photo セットするカードでコンテンツを入れ替えることができる

なめらかな発音、模擬試験は本格的

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