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内蔵HDDで快適ザッピング――東芝「ちょっとタイム “face”」レビュー(1/3 ページ)

» 2005年04月29日 09時43分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 東芝が5月中旬に発売する「ちょっとタイム“face”」は、HDDを内蔵して、視聴環境を便利にした液晶テレビだ。ハイビジョン録画も可能なビデオレコーダー機能にくわえ、急な来客があっても見たいシーンを見逃さない「ちょっとタイム」、リモコンのボタン一つで、いつでもニュースをチェックできる「今すぐニュース」という新しい機能を持つ。

 ラインアップは37V型、32V型、26V型の3製品。いずれも160GバイトのHDDを搭載し、HDD周りの機能に差はない。今回は26V型の「26LH100」を試用した。

photo 試用したのは26V型の「26LH100」

 一見してわかるように、26LH100は最近の液晶テレビにしては台座部分(卓上スタンド)に厚みと奥行き(35.1センチ)がある。この部分に「HDDユニット」が組み込まれており、故障時などにはユニット全体をすっぽりと引き出し、交換できる仕組みだ。そのため、37V型でも26V型でも台座部分のサイズは同じ。画面サイズが大きいモデルでは、さほど大きいとは感じないかもしれない。

 液晶はアスペクト比16:9のハイビジョンパネルで、500カンデラの輝度と上下左右170度の視野角を持つ(32V型と37V型は上下左右176度)。パネルの下にはステレオスピーカーと、デザインはいたってオーソドックスだ。

 アンテナ端子やイーサネットポートは背面下部のカバーの中にある。また、映像入力端子(D4×1、S2×1、コンポジット×3)、デジタル放送を外部機器で録画するための出力端子(コンポジット)、後述のUSBポートなどは左右の側面に配置してあり、わざわざ後ろに回り込まなくても接続作業が行える形だ。もちろん、映像ケーブルなどはガイド付きの溝を通って背面下部から外に出せるし、端子群の上にはカバーが付くため、外観はすっきりとしている。

photo 正面に向かって右側のインタフェース類。ゲーム機などの接続を想定した「ビデオ入力3」(下のコンポジット端子)を除き、端子類はカバーでしっかり隠すことができる
photo 背面下部。アンテナ端子、イーサネットポートなどがある。写真上のインタフェース類からケーブルを引き回し、台座部分から外に出す形状になっている
photo 左側にはUSBポートとB-CASカードスロット

 リモコンは、大きめのボタンと太めの文字で非常にわかりやすい。使用頻度の高い方向キーや再生系ボタンは重心のある中央部に配置され、持ったときも具合もいい感じだ。

録画機能をチェック

 「ちょっとタイム」や「今すぐニュース」を試す前に、基本的な録画機能に触れておきたい。

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