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インテル×吉本興業、デジタルコンテンツの拡大へ異色の顔合わせ

» 2005年06月01日 15時06分 公開
[渡邊宏,ITmedia]

 インテルと吉本興業は、6月1日、デジタルコンテンツの制作と普及に関する協力関係を結んだことを発表した。同時に、吉本興業制作のコンテンツについて配信サービスを行うBellrock Mediaへインテルキャピタルが出資することも発表された。

 協力の第一弾として、インテルとBellrock Mediaはインパルスや矢部太郎など、吉本興業所属のタレントが登場するショートムービー「代打 ONO」を制作、期間限定の特設サイト「インテル*ヨシモト」での公開を開始した。

photo 「代打 ONO」のヒトコマ。配信形式はWMVで300kbps/1Mbpsのストリーミングに加え、6Mbpsという高ビットレートの映像もダウンロードで提供される
photo 主演となった「代打 ONO」に見入るインパルス(板倉俊之・堤下敦)の両名

 ショートムービーは第2弾、第3弾も準備が進められているほか、「インテル*ヨシモト」ではショートムービーの制作裏話などをインテルと吉本興業の社員がつづるブログも用意されている。

photo 感想は?と尋ねられ、「野球監督をしたかったので、夢がかなった感じです」と堤下さんがまじめに答えれば、「ロケが野外だったので、バッタが……」とボケる板倉さん

 「コンテンツ制作の一環として、インテルと協業できるのは夢にも思わなかった。ライブからスタートしている会社だが、(ブロードバンドの拡大やデジタルコンテンツの普及といった)機会を逃すわけにはいかない。時代に適応したビジネスにリソースを投入していきたい」(吉本興業 代表取締役社長 吉野伊佐男氏)

photo 左からインパルス 堤下さん、インテル 吉田社長、吉本興業 吉野社長、インパルス 板倉さん

 「デジタルホームの実現にはリビングという要素が欠かせない。大画面を備えたPCの普及も必要だが、(PCの前に座って楽しむのではなく、リビングにおける画面と人の距離である)3メートル離れた場所から楽しめるコンテンツを多く提供することが大切になる」(インテル 代表取締役共同社長 吉田和正氏)

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