ケンウッドは、HDDを搭載したポータブルプレーヤーとしては世界初(同社)というデジタルアンプを搭載した「HD20GA7」を発表、6月下旬より販売する。価格はオープンだが、実売価格は4万5000円前後になる見込み。
新製品は20GバイトのHDDとカラー液晶を搭載したポータブルプレーヤー。開発には、同社のオーディオ製品について音質面での責任を負う「音質マイスター」が全面協力しており、「“オーディオメーカーとしての音質”を実現したことはもちろん、CDやMDプレーヤーの開発で培われてきたノウハウ・技術も投入した。圧縮オーディオのプレーヤーではなく、“ケンウッドのオーディオプレーヤー”としてとらえている」(同社)。
アンプ部分には、音楽データの処理をすべてデジタルで行う「NEW クリアデジタルアンプ」を搭載する。電源回路にも安定した電源を供給する「センシングアンプ」も同時に組み込まれており、S/N比の向上やひずみを押さえることに成功しているという。
シャーシの素材には軽量かつ剛性の高い非磁性ステンレス合金を使用し、電源やオーディオの各回路をシャーシを介して設置することで、ノイズの低減や音像の定位感が向上したという。コイル部には磁束による影響を抑えるチップインダクターが採用されているほか、ヘッドフォンも外形サイズは1月に発表されたフラッシュメモリプレーヤー「M512A3/M256A3」と同じながらもユニット形状を改良し、音質を向上させたという。
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