一時はポータブルプレーヤー=HDDを搭載したiPodという状況だったが、その様子もだいぶ変わってきたようだ。最近ではiPod Shuffleを始め、ソニーのNW-E4xx/5xxなどフラッシュメモリを使用したタイプが人気を集めている。
ここでは、「そろそろフラッシュメモリタイプのポータブルプレーヤーを購入してみようかな……」という人を対象に、いくつかのチェックポイントを挙げてみたい。製品選びの一助になれば幸いだ。
筆者がポータブルプレーヤーそのものと同じ、あるいはそれより重要だと考えているのが管理/転送を行うライブラリソフトだ。MP3プレーヤー黎明期はPC内部にMP3ファイルが既に用意されていることが前提となっており、ファイルの移動はドラッグ&ドロップで行うものが多数だった。
しかし、プレーヤーのメモリ容量やPCのHDD容量が増え、管理する楽曲が増えた今日では使い勝手に優れたライブラリソフトがあったほうがより便利に扱える。これらのソフトはその大多数がCDからのリッピング/エンコード機能も備えており、プレーヤーにとっての母艦として機能する。
また、著作権に関する意識の高まりを受けて、素の楽曲ファイル(MP3やWMAなど)を扱えないようにしたプレーヤーも増えており、この場合には専用のソフトを使わないと転送した楽曲を聞くことができない。
代表的なライブラリソフトには、iTunes(iPodシリーズ用)やSonic Stage(ソニー製品用)、Windows Media Player(汎用)などがあり、そのほかにも、Creative MediaSource(クリエイブメディア製品用)、iriver plus(アイリバー製品用)、SD Jukebox(パナソニック製品用)、Rio Music Manager(Rioシリーズ用)、JetShell for iAUDIO(iAUDIOシリーズ用)などがある。
これらのソフトを大きく分けると、プレーヤーまでの転送までそのソフトを使わないといけないもの(iTunes、Sonic Stage、SD Jukebox)、管理ソフトとしてだけでも使えるもの(Creative MediaSourceなど)、その他(Windows Media Player)と分けられる。
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