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ビクター、ヘッドフォン一体型など「満を持した」メモリプレーヤー(2/2 ページ)

» 2005年06月08日 16時05分 公開
[渡邊宏,ITmedia]
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 XA-MP101はXA-AL55と異なり、一般的なスクウェアフォルムを採用したプレーヤー。ストレージにはフラッシュメモリを使用しており、512Mバイト版の「XA-MP101」と1Gバイト版の「XA-MP51」が用意される。

photo 写真のメタリックレッドはXA-MP51のみに用意されている

 メモリ容量以外に機能的な違いはないが、カラー展開が一部異なる。両モデルともにメタリックシルバーは用意されるが、メタリックブルーはXA-MP101のみ、メタリックブラック/メタリックレッド/パールホワイトの3色はXA-MP51のみに用意されている。

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 本体サイズは50(幅)×50(高さ)×15(奥行き)ミリ、42グラム(電池含む)と軽量で、ネックストラップを使って首からさげるスタイルで使用する。フラッシュメモリタイプのプレーヤーはスティックタイプが多いが、本製品はほぼ真四角。同社では「手のひらでしっかりホールドでき、片手でスムーズな操作を可能にした」とこの形状を採用した理由を説明する。

photo XA-MP101

 音楽再生に関する機能についてはXA-AL55と同等。MP3とWMA(Windows DRM対応)の再生が可能で、イコライザとSRS WOW、SRS TruBassも備える。XA-AL55にない機能として、CDプレーヤーなどをから直接録音できるダイレクトレコーディング機能のほか、FMラジオとボイスレコーダーの各機能を備える。18ビットΣΔ(シグマデルタ)D/Aコンバーターも搭載する。

photo ラインインとUSBの端子は本体右に設けられている

 液晶はバックライト付きで4行の表示が可能。電源には単四型アルカリ電池を使用し、最大で約17時間の再生が行える。

 今回発表されたのはいずれもフラッシュメモリタイプだが、同社ではHDDタイプも計画中としているほか、デジタルオーディオプレーヤーの存在を「PCとオーディオの架け橋」と表現し、同社が得意とするAV機器類とのシステム展開も考えていきたいという。同社は国内ポータブルプオーディオーの市場を、2006年にはデジタルタイプがMDを台数ベースで追い抜くと予測しており、2006年度には国内シェアの10%を獲得したい考えだ。

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