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香港AVC、国内デジタルプレーヤー市場へ参入〜MPEG-4対応など8製品(2/2 ページ)

» 2005年06月16日 19時54分 公開
[渡邊宏,ITmedia]
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SIGN SN-A300

 こちらも、リオ・ジャパンから「Si-300」の名称で発売されていた製品のSIGNEO版。MP3/WMA/WAVの再生機能に加えて、ボイスレコーディング/ダイレクトレコーディング機能、録音可能なFMラジオを備える。カラーはチタン/ブルー/ピンクの3色展開。256Mバイト/512Mバイトの容量が用意され、直販価格は1万4800円/1万8800円。

photo SIGN SN-A300

SN-A400

 携帯性をアピールするコンパクトタイプ。コンパクトながら音楽再生以外の機能も充実しており、ボイスレコーディングとFMラジオも備える。電源は内蔵充電池で、最大で約10時間の連続再生が行える。ホワイト/ブラック/ブルーの3色が用意される。256Mバイト/512Mバイトの容量が用意され、直販価格は1万3800円/1万7800円。

photo SN-A400

SN-M500

 大容量バッテリーで約30時間という長時間再生を可能にしたほか、「刀」をイメージしたというシャープなデザインが特徴。MP3/WMA/WAVの再生が可能で、CSTNカラー液晶を搭載する。カラーはシルバーとブラックの2色。256Mバイト/512Mバイト/1Gバイトの容量が用意され、直販価格は1万4800円/1万8800円/2万4800円。

photo SN-M500

SN-M600

 本体にカラー液晶とスピーカーを内蔵したハイスペックモデル。MP3/WMA/OGG/ASF/WAVの再生が行えるほか、ボイスレコーディング/ダイレクトレコーディングと録音可能なFMラジオも備える。背面には薄型のUSBコネクタを備えている。カラーはシルバー、オレンジ、ブルーの3色。256Mバイト/512Mバイト/1Gバイトの容量が用意され、直販価格は1万6800円/2万1800円/2万9800円。

photo SN-M600

SN-M700

 128×160ピクセルのTFTカラー液晶で、MPEG-4の動画も再生できるハイエンドモデル。MP3/MP4/WMA/OGG/ASF/WAVの再生が行えるほか、ボイスレコーディング/ダイレクトレコーディングと録音可能なFMラジオも備える。SDカードスロットを搭載しており、コンテンツの追加や差し替えも容易に行える。カラーはシルバーとオレンジ、ブルーの3色。512Mバイト/1Gバイト/2Gバイトの容量が用意されるが、直販価格はいずれも未定となっている。

photo SN-M700

 今回発表された8製品はすべてフラッシュメモリタイプだが、年末商戦時期にはHDDタイプも投入される予定となっている。2005年度の目標として、同社は月間2万台の販売と国内シェア10%の取得を見込んでいる。

 「これまでiPod一色だった日本市場へ家電メーカーが相次いで参入している。ポータブルMDのシェアも大きく、これが(デジタルタイプへ)置き換わるまで活況が続くだろう。日本法人には企画部門もあるので、“日本で企画し、中国・韓国・香港で開発し、中国で製造する”という流れを構築できる。AVC TechnologyはSAMSUNGとの関係も強いので、部材調達などのコスト競争力も高い」(AVC Technology Japan COO兼取締役 矢野間也寸志氏)

 矢野間氏は強みのひとつとしてコストメリットをあげるが、日本というマーケットにおいては“低価格”勝負だけでは難しい面もある。特にAV製品の場合には“メーカーブランド”がユーザーへ及ぼす影響は大きい。

 「まずはSIGNEOというブランドを定着させたい。駅貼り広告や雑誌、店頭キャンペーンなどを行っていく予定だ。最近はローエンドとハイエンドに製品が集中しているようだが、コストダウンと機能強化の両面を強化し、両方のジャンルを狙う」(矢野間氏)

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