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コラム
» 2005年06月27日 00時00分 公開

ゴールドのかかとを持った考える靴「アディダス・ワン」(2/4 ページ)

[竹村譲,ITmedia]

 アディダス・ワンの価格は3万4965円。破格に安くはないが、不良中年育成雑誌で紹介されている超高級な海外ブランドのビジネスシューズに比較すれば、まだまだ可愛く、とても目玉が飛び出すほどの値段とはいえないだろう。

 少し高価なジョギングシューズのような化粧箱に入って配送されたアディダス・ワンのパッケージを開くと、その瞬間に、蓋側のクッション材の中に綺麗にレイアウトされた怪しげなオプションパーツの存在に気がつくだろう。IT系ビジネスに携わるアスリートならきっと心が弾むに違いない。

photo ごく普通のスニーカーなどが収められている何の変哲もないパッケージ
photo フタをあけると、フタ側クッションに怪しいパーツが点在している

 パッケージには最初は何に使うのか想像すら付かない鍵の形をしたクリアな「デモキー」、日常生活では滅多にお目にかかることが無さそうな大型サイズのボタン電池が2個、それらの間に置かれているCD-ROMが含まれるほか、6カ国語で記述されたユーザガイド、まずはそれらの存在に驚かされる。

 購入者が最初に行う設定作業は、左右両方のシューズの中敷きをめくって100円玉より大きいボタン電池を入れることだ。確実に電池カバーを閉め、中敷きを元通りに戻したら、シューズの外側中央に位置するプラスとマイナスのマークが入った2個のボタンを同時に指先でしばらく押し続ける。

photo 中敷きをはがすとボタン電池のホルダーがある
photo ボタン電池ホルダーの下にはギアボックスのメカが見える

 ほどなく電源が入り、電源オンを示すLEDのデモンストレーション点滅がスタートし、5つ列んだ中央のLEDが点滅、最後に消灯して終了する。電源は、アスリートが10分間静止状態であるか、ウオーキング程度の軽い運動量であれば自動的にパワーオフしてくれる。あくまでアスリートが走るためのシューズなのだ。

photo 100円玉より大きなサイズの3ボルトボタン電池を左右に各1個使用する
photo 電源スイッチとなる+−の両ボタン。同時に押すことで電源のオンオフが可能。LEDの表示で電池残量や、マニュアル設定時には現在のヒールの柔軟度などが理解できる

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