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アップル、iPod製品ラインをスリムに〜iPod photoに統合

» 2005年06月28日 23時03分 公開
[ITmedia]

 アップルコンピュータは6月28日、「iPod」と「iPod photo」ラインを統合すると発表した。モノクロ画面のiPodは販売を終了。今後はカラースクリーン搭載の製品が「iPod」と呼ばれるようになる。

 新ラインアップは、20Gバイト版と60Gバイト版の2製品。価格は、20Gバイト版が3万2800円、60Gバイト版が4万5800円だ。「iPod U2 Special Edition」(HDDは20Gバイト)もカラーになり、3万6800円となった。

photo アップルのWebサイトより。いずれも6万5536色/220×176ピクセルのカラースクリーンを搭載する。このほか、「iPod shuffle」も1万4980円に価格改定している

 ハードウェアの基本機能は従来の「iPod photo」と同じだが、新たにポッドキャスト(Podcast)メニューがくわわった。ポッドキャスト(Podcast)は、ネットラジオ放送局などがRSS配信する音声データをiTunesでダウンロードし、iPodに転送して聞くラジオ番組のようなもの(関連記事)。音声データには画像やリンク情報なども含まれ、iPodのカラー画面で楽しめる。

 また、アップルは同時に、ポッドキャスティング対応の「iTunes 4.9」をリリースした(関連記事)。Mac OS Xなら単体ダウンロードのほかソフトウェア・アップデートから入手可能だ(Windows版は近日中にダウンロード開始)。

photo ポッドキャスティングをサポートしたRSSをiTunesのポッドキャスト画面にドロップすると、自動的にダウンロードを開始する

 ポッドキャストサービスは海外を中心に約3000あり、これにはABC News、Adam Curry、BBC、Clear Channel、The Dawn and Drew Show、Disney、Engadget、ESPN、Newsweekなどが提供する番組も含まれる。もちろん日本のユーザーも利用できるが、「iTunes MusicStore」と連携した機能など、一部に制限が出る可能性もあるという。

 「国内向けにサービスを提供しているところもある。今後、さまざまなサービスが登場するはず」(アップル)

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