まもなく梅雨が明け、夏がやって来ます。暑い夏を快適に過ごすにはやはり冷房の効いた涼しい部屋でのんびりしたいところです。
エアコンは一度買ってしまうと故障でもしない限り、そう簡単に買い換えるものでもないのですが、エアコン製品も日々進歩しています。では最近のエアコンには、いったいどのような特徴があるのでしょうか。
まずは低消費電力が挙げられます。動作時の消費電力は数年前程度のモデルと比較してもかなり低くなっており、エアコンだけの電気代として比較すると年間で半額ほどにも抑えられるモデルもあるというのはよく聞く話です。今回はそのような「最近のエアコン」が推す特徴機能を改めてチェックしてみましょう。
やはり基本は省エネ機能。稼働頻度が高い夏場は電気代が跳ね上がるので、それを安価にできることは大きなメリットとなりえることでしょう。
これについては各社の創意工夫が伺えます。たとえば三菱電機「霧ケ峰」シリーズでは、今年のモデルに「ムーブアイ」という機能を搭載しています。これは可動式の温度センサーにより、室温だけでなく床温度もチェックすることで人の体感温度を計算し、自動でエアコンの温度をコントロールするという仕組みになっています。
他メーカー製品と比較するときは、国の定める基準のエネルギー消費効率目標値に対して、どれくらい効率よくエネルギーを消費するのかを表す「省エネ基準達成率」という値を多くのメーカーが提示しており、この達成率に対する割合(数値)が高いほど消費電力が低いことになります。この値で各社の省エネ度合いを比較することができますので、電気代が気になる人はこちらをチェックしてみるとよいでしょう。
もう1つは「空気清浄機能」です。
単なる空気清浄機能に加えて、除菌などもおこなってくれる製品も多くなってきました。また、窓を開けずに換気できる「自動換気機能」搭載モデルも最近ではよく見かけます。
今度はもテレビCMなどでもよく推されている「フィルター自動掃除機能」です。
エアコンのフィルター掃除はかなり面倒。フィルターは定期的に掃除しないと効きも悪くなりそれだけ電気代もかさみ、さらに大きく見て地球温暖化にも影響するという悪循環が生じることになります。機器内でフィルター掃除を自動的に行ってくれる機能を備えるモデルは、大きな購入ポイントとなることでしょう。
エアコンには、室内の冷却と同時に除湿も行う「ドライ」機能がほぼ標準で搭載されています。しかし、通常のドライ機能を使用する場合には冷却も同時に行う(本体から冷気が出る)ことがほとんどなので、除湿だけを行いたい場合には冷えすぎてしまうことが難点でした。
最近のモデルではこの点に着目し、「再熱除湿方式」という除湿機能を採用するモデルが登場しています。部屋を冷やしすぎずに除湿ができるので、とくに就寝時に重宝する機能です。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR