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» 2005年07月04日 23時14分 公開

ロボカップまであと10日。前回優勝者の仕上がりは?

前大会で圧勝した「VisiON」。その後継機である「VisiON NEXTA」の仕上がり具合はどうか? 動画でチェックしていこう。

[斎藤健二,ITmedia]

 昨年、ロボカップ世界大会のヒューマノイド部門で“圧勝”した大阪の産学連携グループ「Team OSAKA」の「VisiON」。7月13日に迫った今年のロボカップ 2005に向けて、新型の「VisiON NEXTA」の調整が進んでいる。

 その仕上がり具合を、動画で追った。

エフビット コミュニケーションズのiモードサイト発表会に登場した各ロボットたち。左が前回のポルトガル リスボン大会優勝の「VisiON」。その隣の大きなロボットが「VisiON NEXTA」

 VisiON NEXTAは、ルールの改定に伴い身長が40センチから60センチにアップ。大きくすることで、競技の1つであるサッカーのゴールキーパーなどで有利になるが、課題もある。例えば重さだ。実に3.1キロの巨体となっており、持ってみるとずっしり。転び方によっては壊れてしまうため、扱いが難しくなっているのだという。

クリックで動画再生(MPEG-1ファイル)

 上記画像はボールを蹴って支柱に当てるという競技。残念ながら、今回のデモでは外してしまった。優勝候補の筆頭と見なされているだけに、VisiON NEXTAのプレッシャーも相当だ。

 「狙い通りの性能が出れば、圧勝。よくライバルは誰かと聞かれるが、敵は自分」(ロボガレージの高橋智隆氏)

クリックで動画再生(MPEG-1ファイル)

 こちらは、敵のロボットとのPK合戦。相手は「クロイノ」。ここでは見事にゴールを決めた。ロボカップでは、遠隔操作は禁止されており、フィールドに立ったロボットは自律的に動作する。下の写真を見てみよう。

 VisiON NEXTAは、VisiONに比べ8倍の画像処理能力を持つ。左の写真はその心臓部。400MHzの「AMD Geode」と256Mバイトのメモリを備えたボードがささっており、Windowsが動作している。Windowsが制御するのはロボットの目に当たる画像制御の部分だ。

 右の写真は、360度を見渡すロボットの目だ。全方位から入った光は、円錐形の鏡で下方に反射される。中央下にはカメラが入っており、これによって360度の映像を1枚の絵として取得できる。

 PK競技では、ゴールの後ろに映るキーパーの影を解析し、空いているスペースへボールを蹴りこむという処理を行っているのだという。

クリックで動画再生(MPEG-1ファイル)

 こちらは、VisiON NEXTAがキーパー。蹴られたボールの進路を把握して、横っ飛びでセービング。3キロの巨体が宙を舞います。この動画は一見の価値ありです。

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