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オリンパス、有機ELディスプレイ搭載のフラッシュメモリ版「m:robe」

» 2005年07月06日 17時18分 公開
[ITmedia]

 オリンパスイメージングは7月6日、ポータブルオーディオプレーヤー「m:robe」シリーズの新製品として、ストレージにフラッシュメモリを使用した「MR-F10」「MR-F20」を7月下旬より順次販売すると発表した。MR-F10は512Mバイト/1Gバイト、MR-F20は512Mバイトの容量が用意されており、価格はオープン。実売想定価格はそれぞれ、1万7000円前後/2万2000円前後/2万円前後。

photo MR-F10。ブラックとホワイトの2色が用意される(1Gバイト版はブラックのみ)

 新製品はいずれも前面に約6万5000色の表示が可能なカラー有機ELディスプレイを搭載した。MR-F10は約25グラムと軽量で「カラー有機ELディスプレイを搭載したフラッシュメモリプレーヤーとしては世界最軽量」(同社)だという。MR-F20はディスプレイにJPEG画像の表示を行うこともできる。ディスプレイサイズはMR-F10が96×64ピクセル、MR-F20が96×96ピクセル。

photo 「MR-F20」。96×96ピクセルのカラー有機ELディスプレイを搭載しており、JPEG画像の表示が可能

 m:robeシリーズとしては「MR-500」「MR-100」の2製品が既に販売されているが、新製品はシリーズを通じて表現されているシンプルなデザインはそのままに、ストレージにフラッシュメモリを搭載することによって小型・軽量化を果たした。MR-F10は表面に鏡面蒸着処理を施し、アクセサリーのような質感を演出しているほか、MR-F20はホワイトを基調としたボディと操作時に赤く浮かび上がる操作キーを備え、“ミニMR-100”のようなルックスとなっている。

 基本的な機能は両機種ともに共通で、再生可能なファイル形式はMP3/WMA/Ogg Vorbis。転送ソフトは付属しておらず、楽曲はドラッグ&ドロップもしくはWindows Media Playerから転送する(Windows DRMによる処理が施されている楽曲については、WMPでの転送が必要)。イコライザーのほかに特殊音響効果「SRS WOW」を備えており、低音強調の「TruBass」や、音の輪郭を鮮明にする「FOCUS」などの効果を与えることができる。

 内蔵マイクによるボイスレコーディング機能と、ダイレクトエンコーディング機能も備えており、ビットレートも5段階に調節できる。生成されるファイル形式はMR-F10がMP3、MR-F20がWMAとなっている。MR-F20はこれらの機能に加えて、JPEG画像の表示機能と、録音可能なFMラジオチューナーを備えている。

 本体サイズはMR-F10が約32(幅)×65(高さ)×15(奥行き)ミリ 約25グラム。MR-F20は約34(幅)×63(高さ)×14(奥行き)ミリ、約32グラム。いずれも内蔵充電池で駆動し、MR-F10は約10時間、MR-F20は約11時間の連続再生が可能となっている。

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