家庭内でコンテンツの相互運用を行うために策定されたDLNAだが、肝心の家電分野ではなかなか普及が進んでいない。PCのソフトや周辺機器についてはそれなりに普及してきているだけに、もどかしい話である。
そんな状況を嘆いていたところに飛び込んできたのが、東芝の液晶テレビ「“beautiful face”LZ150シリーズ」がDLNAへの対応を開始したというニュースだ。この手の製品が大好きな筆者としては、がぜん気になる。ということで早速32V型の「32LZ150」で各種サーバソフトに接続し、メディアファイルの再生状況についてチェックしてみた。
用意したサーバソフトは、ソニーの「VAIO Media Server 4.1」、デジオンの「DiXiM Media Server」、マイクロソフトの「Windows Media Connect」、アイ・オー・データ機器のAVLP2/Gに付属している「AVeL Link Server 2」の4つ。
検証用として用意したメディアファイルは、以前レビューしたアイ・オー・データ機器のAVLP2/DVDG-2の時と同じで、動画がMPEG-2(4:3、16:9)、DivX 5.21(4:3、16:9)、WMV9(4:3、16:9)、音楽がMP3(128kbps CBR)、WMA(128kbps CBR)、静止画がJPEG、BMP、PNGだ。
まずは、32LZ150が備えるネットワークメディアプレーヤーの利用方法を紹介していこう。この機能は「faceネット」と呼ばれるネットワーク機能に属しており、LANに接続されていれば、特に設定作業は何も必要ない。ネットワークメディアプレーヤー機能を呼び出すには、以下に示した2つの方法がある。
(1)リモコンの一番上にある「機器操作」ボタンを押して、「機器選択」を選択。自動的にリストアップされる対応サーバの中から、接続したいものを「選択」ボタンで呼び出す
(2)リモコンの「faceネット」ボタンを押し、「録画番組」→「機器一覧」とクリックして表示される対応サーバから、好きなモノを選んで「選択ボタン」を押す
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