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» 2005年07月14日 18時52分 公開

1台で二度美味しい? シャープが「デュアルビュー液晶」発表 (1/2)

シャープは画面を斜めから見ると左右で異なる映像が見える「デュアルビュー液晶」と、スイッチ1つで視野角を狭くできる「ベールビュー液晶」の技術発表を行った。

[芹澤隆徳,ITmedia]

 シャープは7月14日、画面を斜めから見ると左右で異なる映像が見える「デュアルビュー液晶」と、スイッチ1つで視野角を狭くできる「ベールビュー液晶」の技術発表を行った。デュアルビュー液晶を搭載したテレビでは、2つの番組を同時に視聴できる。といっても、画面分割やP in P(ピクチャー イン ピクチャー)とは根本的に違う。

photo デュアルビュー液晶。鏡の中にあるのは、別の方向から見える画面だ
photo 利用者Aと利用者Bが別々の映像を見ているイメージ(図1)。もちろん通常の液晶テレビとして使うこともできる(図2)

 デュアルビュー液晶は、1つの液晶画面なのに、右斜め前から見る人と、左斜め前から見る人が別々の映像を見られるという不思議な液晶パネルだ。たとえば液晶テレビに応用すると、左右で別々の番組を見たり、テレビ放送とゲームなど全く異なる映像を表示するなどして、2人同時に楽しめる。

 「製品コンセプトは、親子が一緒にいられるリビングだ。お父さんは野球やサッカーの中継を見たいけれど、子どもはビデオゲームをしたかったりする。一つのテレビを取り合わず、親子が一緒の部屋にいられる」。ただし、音声に関しては「指向性スピーカーを利用する、あるいは、どちらかがイヤホンを使う」などの工夫が必要になるという。

 一方のベールビュー液晶は、モバイル機器での利用を想定したもの。携帯電話では、視野角をわざと狭くして“覗き込み”を防止するフィルムなどが流行しているが、ベールビュー液晶はハードウェアで同じ効果を実現する。しかも、広視野角/狭視野角はボタン1つで切り換えられるため、周囲に人がいない場所では、広視野角に戻して作業を続けることができる。

photo ベールビュー液晶を搭載したノートPC。正面から見ると普通のWindows画面だが、横から見ると黒字に「SHARP」の文字しかみえない

3D液晶の技術がベース

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