バンダイが運営する「ガンダムミュージアム」は、開館2周年の記念リニューアルとして、新コーナー「V作戦 コックピット・リプロダクション」を7月16日にオープンする。ガンダムのコックピットを忠実に再現。来場者が実際に搭乗し、記念写真を撮影できるという。一足早く、見に行ってきた。
ガンダムミュージアムは、ファーストガンダム(機動戦士ガンダム)の世界観を忠実に再現したミュージアムだ。派手なアトラクションはないが、展示物や解説は極めて詳細で、まるで一年戦争後に作られた“戦史資料館”のような造りになっている。さらに、実物大のザクの頭部や、2フロア分の高さを使った1/1ガンダムAパーツ(5.6メートル)といった巨大展示が来場者を圧倒しまくる。ガンダムファンなら一度は巡礼しておきたい場所だ。
2003年夏のオープンから2周年を記念して、「新しいコンテンツを用意しました」とバンダイ。「V作戦 コックピット・リプロダクション」は、“ガンダムを操縦してみたい”“実際に搭乗できる展示がほしい”という来場者の要望によって実現しました。今回は、かなり“濃い”ファンの方はもちろん、SEEDから入ったライトユーザーまで、皆さん楽しんでもらえると思います」。
ただし、設定としてはガンダムのコックピットではなく、「一年戦争当時、パイロット訓練生達が練習したであろう訓練装置を再現したもの」だ。ストレートにガンダムといわない理由は、「ガンダムのコックピット――つまりコアファイターですが、同時にガンキャノンやガンタンクのコックピットにもなります。ですから、今回はあえて“ガンダムのコックピット”と限定せず、“V作戦”という名称にしました」(バンダイ、メディア部ミュージアムチームリーダーの阪本卓史氏)。
かなりのコダワリを感じるエピソードだが、一方でコアファイターを実寸大で再現すると「狭すぎる」という理由もあるらしい。設定上、コアファイターのコックピットは幅75センチとかなりタイトで、展示にはあまり向かないからだ。
そんな大人の事情はさておき、さっそく連邦の新型モビルスーツを拝見しよう。気分はすでに、シャア少佐のお供でサイド7に侵入した新兵のようだ。
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