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PCレスで音楽ダウンロード&活用――オンキヨー「NES-1A」レビュー(1/4 ページ)

» 2005年07月20日 01時28分 公開
[渡邊宏,ITmedia]

 オンキヨーのオーディオシステム「NES-1A」は、40GバイトのHDDを搭載したストレージオーディオ。同種の製品としてはソニーのNAS-A10があり、6月に掲載したレビュー記事では音楽ジュークボックスとしての活用を紹介した。今回の「NES-1A」は、音楽のダウンロード購入ができるエニーミュージック機能を中心に、PSPやネットワークウォークマンとも組み合わせて、PCレスでの音楽ダウンロード&活用について触れてみたい。

photo NES-1A

シンプルな外観&インタフェース

 この「NES-1A」は同社のオンラインショップ「オンキヨーサイバーショップ」のみで扱われるWeb限定商品で、パッケージ構成は本体とリモコンのみというシンプルなもの。本体にはCDドライブのほか40GバイトのHDD、AM/FMラジオとメモリースティックスロットを装備している。そのほかにインタフェースとしては、音声出力(2系統)と音声入力(1系統)、映像出力(1系統)、エニーミュージックを利用するためのLAN端子(100BASE-TX/10BASE-T)を備えている。

photo 背面のインタフェース
photo 横置きも可能

 本体は90(幅)×315(高さ)×314(奥行き)ミリ、重さ4.9キロ。縦置きが基本となっているが、横置きも可能だ。横置きにしてAVラックの中に設置してもいいし、縦置きにしてゲーム機などと並べるのもいいだろう。アンプを内蔵せず、スピーカーもセットされていないので、手持ちのアンプ内蔵スピーカーに接続するか、AVアンプなどに接続することになる。

photo プレイステーション2の横に縦置きしてみた。本体とAVラック、プレイステーション2がすべて黒で統一できてなかなかいい感じに収まった

 操作インタフェースは前面下部に集中している。中央のダイヤルがボリュームで、周囲のボタンにはチューナー/CD再生/HDD再生などの機能が割り振られている。ただ、HDD搭載オーディオとしての機能をこのシンプルなインタフェースですべて操作することはさすがにできず、操作の大半はリモコンから行うことになる。

photo リモコン

開始から1年、ANY MUSICは特集などが充実

 設置ができたら早速エニーミュージックを利用して音楽をダウンロード購入してみたい。LANケーブルを接続した後に電源を入れ、リモコンの「ファンクション」キーを押すと、「ANY MUSIC」「HDDジュークボックス」「CD」「メモリースティック」「チューナー」「ネットワークメディア」「アナログイン」の各機能を選択できる。

photo リモコンの「ファンクション」キーで各機能を呼び出せる

 今回はエニーミュージックのサービスを利用するので「ANY MUSIC」を選択し、利用登録を済ませると、ポータル画面に切り替わる。画面切り替え時にはわずかなタイムラグがあるが、待たされるというほどでもなく、快適に操作できる。

photo エニーミュージックのポータル画面。洋楽・邦楽それぞれのオススメが合計4曲表示されている

 現在、エニーミュージックで利用できるのは、「楽曲ダウンロード購入」「CD購入」「FMオンエア情報の取得」という3つの機能。楽曲ダウンロード購入はMora、CD購入はHMVからサービスが提供されている。FMオンエア情報については、FM放送(TOKYO FM系列 38局)で流れた曲の情報を取得し、その楽曲をダウンロードやCDで購入することができる。

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