ITmedia NEWS >

「“次”が見える展示会」――CEATEC JAPAN 2005は10月4日から

» 2005年07月21日 18時10分 公開
[ITmedia]

 電子情報技術産業協会(JEITA)と情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)、日本パーソナルコンピュータソフトウェア協会(JPSA)は7月21日、IT関連の総合展示会「CEATEC JAPAN 2005」の開催概要を発表した。今回の会期は10月4日から8日までの5日間で、会場は昨年と同じく幕張メッセにて行われる。

 前身のエレクトロニクスショーからCEATEC JAPANに名称が変わって6回目を迎える今回のテーマは「発展するユビキタス社会。次が見える、明日が変わる」。デジタル家電の進化やブロードバンドの普及、地上デジタル放送の浸透、携帯電話をはじめとするモバイル環境の進化など、日本のユビキタス社会は大きく発展しており、新たな市場を創造するステージに入りつつあることから、今回のテーマに決定された。

photo 2004年10月に行われたCEATEC JAPAN 2004の様子
photo

 展示会場は「デジタルネットワークステージ」と「電子部品・デバイス&装置ステージ」に分けられており、前者にはコンシューマー向け製品とサービスを展示する「ホーム&パーソナルゾーン」とビジネスユーザー向け製品とサービスを展示する「ビジネス&ソサエティーゾーン」に分けられる。

photo JEITAの金子和夫専務理事。「日本から世界に向けて発信するための展示会として位置づけている。“CEATECにこなければ先が見えない”ということを世界に伝えたい」

 7月21日現在、決定している出展者数は「デジタルネットワークステージ」が168、「電子部品・デバイス&装置ステージ」が339の合計507。出展ブース数では前者が1454、後者が1170の合計2624。この数字は確定のものではなく、最終的には出展者数が700超、ブース数も2700を超えると予想されている。来場者についても、昨年実績の18万2000人を越える19万人超が予想されている。

 ブース展示以外にも、会場には多数の特設展示スペースが設けられ、サーバ型放送をはじめとしたデジタル放送サービスや最新の放送技術を紹介する「デジタル放送PLAZA」(仮称)や、情報端末/RFID/HATS(高度通信システム相互接続)/アクセスビリティ/IPv6といったトピックスに関連する展示を集めた「ユビキタス・スタイル パビリオン」などが設けられる。

 キーノートをはじめとしたセッションも多数用意される。キーノートは12の講演が予定されており、三菱電機 執行役社長の野間口有氏、東芝 取締役会長の岡村正氏やソニー 会長兼CEOのハワード・ストリンガー氏らが講演を行う。10月4日にはキーノートに先駆けてる形でゲストスピーチも行われ、ここでは米インテル デジタルホーム事業本部 副社長兼本部長のドン・マクドナルド氏と、イーストマン・コダック 社長兼最高経営責任者のアントニオ・M・ペレス氏が登場する。

photo CEATEC JAPAN 2004で行われたキーノートの様子

 7月22日からCEATECのWebサイトにて、入場事前登録ならびにキーノートの予約受付が開始される。当日入場は1000円(学生500円)の入場料が必要となるが、事前登録を行っておけば無料となる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.