電子情報技術産業協会(JEITA)と情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)、日本パーソナルコンピュータソフトウェア協会(JPSA)は7月21日、IT関連の総合展示会「CEATEC JAPAN 2005」の開催概要を発表した。今回の会期は10月4日から8日までの5日間で、会場は昨年と同じく幕張メッセにて行われる。
前身のエレクトロニクスショーからCEATEC JAPANに名称が変わって6回目を迎える今回のテーマは「発展するユビキタス社会。次が見える、明日が変わる」。デジタル家電の進化やブロードバンドの普及、地上デジタル放送の浸透、携帯電話をはじめとするモバイル環境の進化など、日本のユビキタス社会は大きく発展しており、新たな市場を創造するステージに入りつつあることから、今回のテーマに決定された。
展示会場は「デジタルネットワークステージ」と「電子部品・デバイス&装置ステージ」に分けられており、前者にはコンシューマー向け製品とサービスを展示する「ホーム&パーソナルゾーン」とビジネスユーザー向け製品とサービスを展示する「ビジネス&ソサエティーゾーン」に分けられる。
7月21日現在、決定している出展者数は「デジタルネットワークステージ」が168、「電子部品・デバイス&装置ステージ」が339の合計507。出展ブース数では前者が1454、後者が1170の合計2624。この数字は確定のものではなく、最終的には出展者数が700超、ブース数も2700を超えると予想されている。来場者についても、昨年実績の18万2000人を越える19万人超が予想されている。
ブース展示以外にも、会場には多数の特設展示スペースが設けられ、サーバ型放送をはじめとしたデジタル放送サービスや最新の放送技術を紹介する「デジタル放送PLAZA」(仮称)や、情報端末/RFID/HATS(高度通信システム相互接続)/アクセスビリティ/IPv6といったトピックスに関連する展示を集めた「ユビキタス・スタイル パビリオン」などが設けられる。
キーノートをはじめとしたセッションも多数用意される。キーノートは12の講演が予定されており、三菱電機 執行役社長の野間口有氏、東芝 取締役会長の岡村正氏やソニー 会長兼CEOのハワード・ストリンガー氏らが講演を行う。10月4日にはキーノートに先駆けてる形でゲストスピーチも行われ、ここでは米インテル デジタルホーム事業本部 副社長兼本部長のドン・マクドナルド氏と、イーストマン・コダック 社長兼最高経営責任者のアントニオ・M・ペレス氏が登場する。
7月22日からCEATECのWebサイトにて、入場事前登録ならびにキーノートの予約受付が開始される。当日入場は1000円(学生500円)の入場料が必要となるが、事前登録を行っておけば無料となる。
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