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USB端子が嬉しい“お風呂MP3プレーヤー”浴場がある暮らし――Nagaburo Style(1/3 ページ)

» 2005年08月01日 13時57分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 お風呂といえば、一日の疲れを癒し、明日の英気を養う大切な場所だ。最近ではダイエットの手段として半身浴をする人なども増え、湯船に浸かっている時間も長くなりがち。そこで今回の特集では、長風呂のお供に最適な、お風呂で使えるAV機器を取り上げていこう。

photo AQA026。ホワイトとブルーを組み合わせた、いかにもお風呂場向けのカラーリング

 最初に紹介するのは、サン電子が8月上旬に発売する防水型のMP3プレーヤー「AQA026」だ。AQA026は、本体にメモリを搭載しないかわりにUSBホスト機能を搭載しており、USBフラッシュメモリを挿してMP3プレーヤーとして使用できるのがポイント。ラインアップには32Mバイトフラッシュメモリが付属する「AQA026U」もあるが(7月下旬発売)、PCユーザーならUSBメモリの1つくらいは手元に転がっているだろうし、「iPod shuffle」などストレージクラス対応のフラッシュメモリプレーヤーを差し込むこともできる。コストをおさえつつ、お風呂AVライフを楽しめるという点で、1万円を下回るAQA026のほうが魅力的だ。

 まずは外観から。本体は丸みを帯びたタマゴ型の形状で、ホワイトとブルーを組み合わせた、いかにもお風呂場向けのカラーリングが施されている。本体サイズは約134(幅)×64(奥行き)×200(高さ)ミリで重量は約350グラム。前面の操作パネルは、以前取り上げたアイワのお風呂MP3プレーヤー「AZ-BS32」と同様、固めのビニール素材で覆われたようなスタイルになっている。

photo 本体サイズは約134(幅)×64(奥行き)×200(高さ)ミリ

 USBメモリは、背面のゴムパッキン付きカバーの中。USB端子は下面にあり、立てるように挿入する形だ。その奥には単3乾電池×4本が入る電池ボックスもあった。

photo 背面のゴムパッキン付きカバーの中にUSBメモリを入れる

 蓋を閉めて、さらに上からツメを“パチン”とかければ、蓋は本体と密着。見た目にも結構しっかりした構造で安心感がある。防水性能は、JIS保護等級5相当の“防噴流型”。いかなる方向からの水の直接噴流を受けても有害な影響を受けないというから、シャワーなどの水が直接かかっても問題ないのだ。

photo 昔、こういう蓋が付いたお弁当箱を使っていたな……

 台座部分には滑り難くするためのゴム足が付いており、濡れたお風呂場のタイルなどに置いても転ぶような不安は少ない。上部のハンドルもしっかりしており、濡れた手で持ち運ぶ際も滑る心配が少なくて気が楽だ。

photo ゴム足もしっかりしている

 また、製品にS字型のフックが付属しているのも親切。浴室のタオル掛けなどにぶら下げることもできるため、狭いユニットバスの中でも置き場に困らない。これまでにも防水型テレビとか、防滴・防沫仕様のMP3プレーヤーとか、ポータブルプレーヤー用の防水パックとか、さまざまなお風呂製品を取り上げてきたが、お風呂場内の取り回しという点では優秀なほうだろう。

photo S字型のフックが付属しているため、浴室のタオル掛けなどにぶら下げることができる

 たとえば、本体の容積や薄さという点ではAZ-BS32の方が上だが、本体が丸く安定感に欠ける(お洒落だけど)。立てかけるときも後方にスタンドを広げるスタイルのため、意外と奥行きが必要になる。また、AZ-BS32は独自のリムーバブルメディアである「pavit」が必要になるが、AQA026なら余ったUSBメモリでいい。この汎用性は大きな魅力だ。

 というわけで、次は手持ちのUSBメモリをいろいろとAQA026に突っ込んで試してみよう。

寿司メモリ(太巻き)は入るか?

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