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生活の場に溶け込むデザイン家電、±0から3つの新製品(3/3 ページ)

» 2005年08月25日 21時38分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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 最後は、珍しい角形の電気ジャーポットだ。角は落としてあり、柔らかい印象を受ける。色はホワイトとブラックの2色。ほかのキッチン家電の中にあっても存在を主張せず、周囲に溶け込みそうだ。

 「電気ジャーポットは、技術的な要因により、どの製品も同じ形になっている。しかし、お茶やコーヒーなど、いろいろな利用シーンにマッチするような形があってもいいはずだ。それでいて、見れば電気ジャーポットだとすぐに分かる形にした」(深澤氏)。

photo 角形電気ジャーポットはホワイトとブラックの2色。ただし、展示していたのはモックアップのため、外観が変更される可能性がある
photo 操作部

 容量は2.2リットル。沸騰させた後は自動的に保温に切り替わり、85度をキープする。このほかカルキ抜き機能、空焚き防止機能、再沸騰機能、360度回転盤付き。

 気になるスペックは下記の通り。

型番 XKP-P010
カラー ホワイト/ブラック
容量 2.2リットル
外形寸法 198(幅)×238.5(奥行き)×240(高さ)ミリ
重量 未確定
価格 1万5750円
発売時期 12月予定

 なお、9月中旬発売予定のコードレス電話機と加湿器に関しては、9月1日から「±0 AOYAMA」で数量限定のテストセールスを行う予定だ。数は「ごく少量」なので、欲しい方はお早めに。

photo 表参道駅から徒歩数分の場所にある±0 AOYAMA。詳細は同社サイトで確認してほしい

海外展開も視野に

photo プラマイゼロの嶋田社長

 挨拶に立った±0の嶋田勝彦社長は、「2003年9月に代官山で±0というプロジェクトを立ち上げて以来、センス・オブ・ユーモアを題材にした物作りを一生懸命やってきた」と、この2年間を振り返った。

 現在は29種/63アイテムを揃え、直営店もオープン。ブランドの認知度も上がってきたという。さらに同氏は、「日本だけではなく、“日本発、海外へ”」として海外展開への意欲も示している。

 「今は、ブランドとしての自覚と成果を問われる時期だ。“ありそうでないもの”というコンセプトを念頭に置き、オンリーワンのブランドを作っていきたい」(同氏)。

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