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生活の場に溶け込むデザイン家電、±0から3つの新製品(1/3 ページ)

» 2005年08月25日 21時38分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 家庭雑貨からAV機器まで、幅広い製品を展開する「±0」ブランドから、新たに3つの製品が登場する。8月25日、東京・青山にある「±0 AOYAMA」でお披露目が行われ、デザインプロデューサーの深澤直人氏が新製品のコンセプトを語った。

photo ±0 AOYAMAの店内で行われた内覧会
photo プロダクトデザイナーであり、±0の発起人の一人でもある深澤直人氏

アロマ標準搭載の加湿器

 まず、人気の加湿器がバージョンアップした。前回はオレンジなどビビッドな色が目立っていたが、今回は白や明るいグレーなどシックな色を追加。全5色をラインアップしている。「最初の製品は強めの色を使っていたが、今回は生活の場にスムーズに溶け込めるよう、トーンを落とした」(深澤氏)。

photo 新製品の加湿器は5色。手前からブルーグレー、グリーン、ホワイト。ほかにオレンジとライトブルーがある
photo 人気のオレンジは継続して採用された。ラウンドしたボディは、もともと半分に別れた状態で製造され、それを人の手で埋め、磨いてから出荷しているという。「工業製品としては異例」(深澤氏)

 価格は1万4700円と、従来より2000円ほど高くなってしまったが、加湿器としての機能も向上している。

 たとえば、アロマが使えるようになった。ボディ中央の窪みに入る「アロマポット」が付属。これに好みのアロマオイルを入れ、本体にセットすると、加湿器の熱で揮発する仕組みだ。この機能は、とくにユーザーからの要望が多かったという。

photo アロマポット。アロマオイルを半分程度まで入れ、加湿器上面のくぼみに装着する(アロマオイルは付属しない)

 また、水タンクの容量アップ(2.4リットル)により、加湿時間が従来の5時間から8時間に延びた。これに伴い、タンクの内側には折りたたみ式のハンドルを装備。水を入れて重くなった状態でも、簡単に持ち運べるようになった。

 さらにマイコン制御による湿度の自動調整にも対応。湿度が60%を超えると運転を休止し、60%よりも低くなると自動的に再開するという。

photo 水タンク(本体上部)は持ち運びしやすいようにハンドルが付いた
photo 装着したところ

 気になるスペックは下記の通り。

型番 XQK-P020
カラー オレンジ、ライトブルー、ブルーグレー、グリーン、ホワイト
加湿方式 スチームファン式
適応床面積 プレハブ洋室:14平方メートル(8畳)/木造和室:8平方メートル(5畳)
外形寸法 305(幅)×305(奥行き)×155.5(高さ)ミリ
重量 約1.9キロ
価格 1万4700円
発売日 9月中旬予定

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