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コダック、広角24ミリの「P880」/手ブレ補正付き12倍ズームの「P850」(1/2 ページ)

» 2005年08月30日 18時25分 公開
[ITmedia]

 コダックは8月30日、デジタルカメラ「Kodak EasyShare Pシリーズ」の新製品として「Kodak EasyShare P880 Zoom デジタルカメラ」(以下 P880)と「Kodak EasyShare P850 デジタルカメラ」(以下 P850)を9月下旬から順次、販売開始すると発表した。

photo Kodak EasyShare P880 Zoom デジタルカメラ

 いずれも価格はオープンで、実売想定価格はP880が6万円台後半、P850が5万円台後半。プリンタードック「Kodak EasyShare プリンタードックシリーズ3」とのセットも用意され、こちらの実売想定価格は7万円台後半/6万円台後半。

 同社デジカメといえば「Kodak EasyShare V550 Zoom デジタルカメラ」「Kodak EasyShare V530 Zoom デジタルカメラ」など薄型&大画面液晶のコンパクトタイプが目立つが、新製品は“EasyShare”シリーズとしてのシンプルな操作性を踏襲しながらも、デジタル一眼レフを意識した製品となっている。

広角24ミリレンズを搭載した「P880」

 P880は独シュナイダー製のレンズ「シュナイダー クロイツナッハ バリオゴン(Schneider KREUZNACHVARIOGON)」を搭載する。広角側が24ミリとなっており(35ミリ換算 24〜140ミリ)、奥行きのある写真の撮影が行える。光学ズームは5.8倍だが、デジタルズーム(2倍)と組み合わせることで最大12倍までの望遠も行える。開放F値は2.8〜4.1、最短撮影距離は広角端が5センチ、望遠端が25センチとなっている。ズームの倍率調整はマニュアルズームによって行えるので、微妙な操作も行える。

 CCDは1/1.8インチ有効800万画素。AFにはTTLコントラスト検出方式と外部測光センサーを併用した「ハイブリッドAF」が採用されており、精度のアップと高速化を果たした。マニュアルフォーカス設定時の焦点調整には、手動のフォーカスリングを使用する。背面の液晶は2.5型と大型で、撮影後の確認が容易になっている。ビューファインダーには23.7万画素の電子ビューファインダー(EVF)を採用した。

photo 背面

 記録メディアはSDメモリーカードで、3264×2448/3246×2176/2560×1920/2048×1536/1024×768ピクセルの各解像度で記録できる。本体にも32Mバイトのメモリを内蔵している。QuickTime(Motion JPEG)形式での動画撮影も可能となっており、サイズは640×480ピクセル/320×240ピクセルから選択できる。動画撮影中にも光学ズームを利用することが可能だ。

 V550/V530と同じく、PCを介さずダイレクトプリントが可能なプリントシステム「“イメージリンク”プリントシステム」に対応しており、「Kodak EasyShare プリンタードックシリーズ3」と組み合わせることによって、PCレスでのプリントが楽しめる。ピクトブリッジにも対応している。

 本体サイズは115.8(幅)×97(高さ)×91.2(奥行き)ミリ、約513グラム(本体のみ)。

photo P880とKodak EasyShare プリンタードックシリーズ3との組み合わせ
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