Microsoftはデスクトップ向けWindowsの次期バージョンに、ビデオコンテンツ保護のための新手法を盛り込む計画だ。ホームデジタルエンターテインメントシステムのためのプラットフォームとして同OSを位置付ける狙い。
MicrosoftはWindows Vistaのコアアーキテクチャで「プレミアムコンテンツフロー」を保護する技術を提供する。Windowsデジタルメディア部門のリードプログラムマネジャー、ジョン・パドルフォード氏が8月31日のインタビューで明らかにした。この種のコンテンツはケーブルや高精細DVD(HDVD)などが出所となる。
同氏によれば、この保護技術はProtected Media Path(PMP)に置かれ、高精細メディアが出発地点から同OSを経由して、高精細テレビ画面やメディア出力機器といった最終地点に到達するまで、セキュアな流れを実現する。
PMPについてMicrosoftのWebサイトに記載された情報によると、同プラットフォームでは、Protected Video Path(PVP)やProtected User Mode Audio(PUMA)といったユーザーモードとカーネルモード保護の両方をデジタルメディアコンテンツに提供し、そのコンテンツが盗まれることのないよう保証する。
「コンテンツがシステムに導入される時も、システムを離れる時も保護される」とパドルフォード氏。PMPではデジタルコンテンツのフォーマットが変換された場合、例えばMPEG2からWindows Media Videoファイルに変換した場合もそのコンテンツを保護するという。
Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR