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デジタルチューナー内蔵のVHS一体型も登場――松下が新「DIGA」4機種を発表(2/3 ページ)

» 2005年09月01日 17時08分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 「DMR-EH66」は、2つのアナログチューナーによる2番組同時録画が可能な「どっちも録り」の後継機だ。HDDは200Gバイトで、DVDはDVD-R DL対応の新ドライブ。新たに「ボタンすっきりくるくるリモコン」を採用したほか、AV機器の操作になれていない人に配慮して「音声ガイド」を搭載するなど、「録る・見る・残す」の基本操作に絞って機能を拡充している。

photo 「DMR-EH66」

 たとえば、本体で「HDD」が選択されていてもDVDビデオやSDカードをセットすると自動的にドライブが切り替わる「DVD/SD自動ドライブ選択」を搭載。また、ユーザーの「番組消去がわかりにくい」「毎週予約がわかりにくい」という声を反映し、新たに「消去ナビ」を追加したほか、毎週予約の設定も簡略化した。毎週予約は、EPG(電子番組表)から目的の番組を選び、次に表示される予約確定画面で「毎週予約」を選択するだけだ。

photo 予約確定画面で中央の「毎週予約」を選択するだけ
photo 消去ナビは、リモコンの「機能選択」を押して「消去する」を選択すると表示される。複数番組の一括消去も可能だ

 さらに、同社のアナログチューナーモデルとしては初めて「番組追従機能」も採用。EPG更新時に毎回番組表を参照して録画時間を再設定するため、ドラマの最終回などで放送時間が拡大される場合でも自動的に修正してくれる。

 「おまかせダビング」も新しい。操作は、リモコンの「機能選択」でダビングしたい番組を選び(複数選択可能)、メニューの「おまかせダビング」を選ぶだけ。「ダビング開始」を押せば、ファイナライズまで自動的に済ませてくれる。

photo 操作は4ステップで終了する
photo 「おまかせダビング」でダビングする番組を選択しているところ

 ただし、「おまかせダビング」はビデオモード記録を前提としているため、DVD-RAMには非対応。DVD-R(ビデオモード)、DVD-R DL、DVD-RW、DVD+Rが対象となる。また、外部デジタルチューナーから録画したコピーワンス番組をCPRM対応のDVD-Rメディア(VR記録)へムーブするといった場合は、事前に「機能選択」メニューから「DVD管理」を選び、DVDメディアをVRフォーマットにしておく必要がある。

 もう1つの新しいトピックは、DMR-EH66だけにジャストシステムのDVDラベル作成ソフト「ラベルマイティ for DIGA」が付属することだ(Windows版)。現行の「バージョン5」をベースにDIGA向けのオリジナル機能を付加したもので、EPGを使って録画(ダビング)したDVDメディアをPCにセットすると、ディスクに記録された番組タイトルを自動取得してくれる。つまり、ラベルやジャケットを作成する時に文字を入力する必要がないという。

photo 「ラベルマイティ for DIGA」。盤面用デザイン約60種、ケース用デザイン約30種などを含む

 DMR-EH66の外形寸法は430(幅)×350.5(奥行き)×63(高さ)ミリ。重量は約4.7キロ。映像入力(S端子、コンポジット)は3系統。出力は、D1/D2映像出力×1とS端子/コンポジット×2系統だ。このほか、光デジタル音声出力とDV入力(1系統)を備えている。

「DMR-EH53」&「DMR-EH73」

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