松下電器産業は9月1日、DVDレコーダー「DIGA」シリーズの新製品を発表した。デジタル3波対応チューナーを搭載したVHS一体型モデルからDVD単体レコーダーまで、バラエティに富んだ4機種をラインアップ。価格はすべてオープンプライスで、10月1日から順次発売する予定だ。
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まず4機種共通のアップデートとして、DVD-R DLのサポートが挙げられる。DVD-R DLへの記録はダビング時のみになるが、たとえばLPモードを使用した場合、1枚のディスクにD1解像度で約7時間10分録画できる。録画可能なDVDメディアはDVD-R/-RAM/-RW/+Rの4種類(DVD-RWはビデオモードのみ)で、記録速度はDVD-Rが最大8倍速、DVD-RAMは最大5倍速(PC表記)。もちろん、DVD-RのVR記録(CPRM対応)にも対応している。
DMR-EX200Vは、DMR-EX100/300をベースにしたVHS一体型DVDレコーダーだ。HDD/DVD用のデジタルチューナーとアナログチューナーにくわえ、今回はVHS用のアナログチューナーも搭載したため、「デジ・アナどっちも録り」と同時にVHS録画が可能。つまり、最大で3つのチャンネルを同時に録画できることになる。
内蔵HDDは250Gバイトで、地上デジタル放送のハイビジョン放送なら最大31時間45分、BSデジタル放送の場合で22時間30分のTS録画が可能だ(DRモード)。
従来のVHS一体型と同様、DVD、HDD、VHSの双方向ダビングをボタン1つで行える「ワンタッチ6WAYダビング」ボタンを採用。VHSからのダビングでは、S-VHSクオリティでHDDやDVDに記録できる。また、テープ特有の横揺れやノイズを低減する「インテリジェント・ダビングDNR」も備えた。
そのほかの機能は、DMR-EX100/300とほぼ同じ。HDMI出力端子を1つ備え、「ビューティ・リアライザー」によりDVDビデオも1080i相当にアップコンバートして出力できる(前回は名前が付いていなかった)。
SDカードスロットも備え、デジカメで撮影したJPEG画像をHDDやDVDに取り込める。ただし、同時発表の「DMR-EH66」などが対応しているMPEG-2動画の取り込みはサポートしていない。このあたりは、DMR-EX100/300がベースになっているためだろう。
本体サイズは、430(幅)×391(奥行き)×125(高さ)ミリとかなり大柄で、重量は約8.4キロ。「ボタンすっきりくるくるリモコン」が付属する。
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