ソニーは9月12日、デジタル3波チューナー搭載の「スゴ録」3機種を発表した。いずれも11月21日に発売する予定で、価格はオープン。店頭予想価格は、400GバイトHDD搭載の「RDZ-D90」が約18万円、250Gバイトの「RDZ-D70」は約16万円、同じく250GバイトHDDの「RDZ-D50」は約13万円となっている。
いずれもデジタル3波対応チューナーとアナログ地上波チューナーを搭載。デジタルハイビジョン番組をそのままの画質で記録する「DRモード」を備える。また、RDZ-D90とD70の上位2機種は、従来モデル「RDZ-D5」にはなかったデジタル放送とアナログ放送の同時録画をサポート。HDDへの2番組同時録画中の追いかけ再生も可能だ。
また上位2機種にはHDMI端子を搭載。従来通り、DVDビデオの映像を1125i/750pのハイビジョン信号にアップスケーリングして出力することができる。このほか、RDZ-D90/D70だけの機能として、デジタルハイビジョンハンディカムで撮影したハイビジョン映像をi.Link経由でHDDにダビングできる「おまかせHDV/DVダビング」、デジタルスチルカメラの写真をUSB接続で取り込める「簡単フォト取り込み」がある。なお、メモリースティックロットを備えているのも上位2モデルのみ。
3機種共通の新機能としては、「PSX」から継承した「x-おまかせ・まる録」が挙げられる。x-おまかせ・まる録は、予約した番組やDVDへのダビングといった操作をもとに、ユーザーの「好み」を学習し、テレビ番組を自動録画してくれるというもの。もちろん、キーワードや番組ジャンルに合わせた自動録画も可能だ。
「スゴ録」の2004年秋モデルで採用した「おまかせチャプター」も継承した。独自の「シーン検出アルゴリズム」により、無音やステレオ検出だけでなく、音楽と会話の境など“音”の切り替りや、場面変化が大きい“映像”の切り替りを自動検出してチャプターを打ってくれる。このチャプターを活用した「簡単カット編集」機能を使えば、好みのシーンだけを集めたオリジナル映像を簡単に作成できるという。
DVDドライブは、DVD-R/-R、DVD+R/+R DL/+RWをサポート。DVD-RとDVD-RWはCPRM対応のため、デジタル放送の録画番組をムーブできる。HDDへの録画時間は、ハイビジョン放送の場合でRDZ-D90が最長49時間(地上デジタル放送)、250GバイトのRDZ-D70とD50は約30時間となる。また。DVDへのダビング時には、“2パスエンコード技術”による「ダイナミックVBRダビングPRO」を使用可能だ。デジタルハイビジョン放送をDRモードでHDDに記録するとき、同時に映像の複雑さ情報を解析。DVDにダビングする際、情報量の多いデジタルハイビジョン映像からの解析情報に基づいてレート配分を最適化する。なお、XP/XP+モードで録画した場合でも、解析情報を使ったダビングが行える。
そのほかの新機能は、デジタル放送の字幕放送をDRモードでHDDに録画できる(クローズドキャプション方式)、カメラで撮影した写真からハイビジョンフォト作品を自動作成する「x-Pict Story HD」、DVDメディアのバックアップ機能「まるごとディスクコピー」など。まるごとディスクコピーは、DVDハンディカムで撮影した8cm DVDやお気に入りの映像を記録した12cm DVDをコピーできるというもの。その際、DVDハンディカムで記録した5.1ch音声もそのままコピー可能だ(コピーワンス番組などが入ったディスクはコピー不可)。
そのほかの仕様は下記の通り。
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