ソニーは9月13日、薄型テレビブランド「BRAVIA」の新製品として、液晶テレビ「BRAVIA Xシリーズ」「BRAVIA Vシリーズ」「BRAVIA Sシリーズ」の計6製品を10月より順次販売すると発表した。
新製品はいずれも、同社とサムスン電子が設立した合弁会社「S-LCD」が製造する液晶パネル「ソニーパネル」を搭載する。ソニーパネルは広い視野角(上下左右178度)、高コントラスト比(1300:1)、高速な応答速度(8ミリ秒)といった特徴を持つ。
販売されるのは、Xシリーズの「KDL-46X1000」「KDL-40X1000」、Vシリーズの「KDL-40V1000」「KDL-32V1000」、Sシリーズの「KDL-40S1000」「KDL-32S1000」。いずれも価格はオープンで、実売想定価格はKDL-46X1000が65万円前後、KDL-40X1000が55万円前後、KDL-40V1000が43万円前後、KDL-32V1000が31万円前後、KDL-40S1000が41万円前後、KDL-32S1000が29万円前後。
フラグシップとなるXシリーズには、「KDL-46X1000」(46V型)と「KDL-40X1000」(40V型)の2製品が用意される。いずれも1920×1080ピクセルの解像度を持つパネルを搭載しており、デジタルハイビジョン放送(1080i)の映像をそのまま映し出すことができる。
新開発の広色域バックライトシステム「ライブカラークリエーション」を備え、独自の蛍光体と回路技術によって、RGB3原色の色域をバランスよく拡大し、豊かな色彩表現を可能にした。これよって、従来では再現の難しかったバラの真紅や森の新緑なども本物に近い色で再現することが可能になった。
映像処理エンジンは、統合デジタル高画質化システム「DRC-MFv2エンジン」。ハイビジョン信号を独自のアルゴリズムで処理することによって、精細感や質感を再現し、より立体的な映像をフルハイビジョン対応パネルへ映し出す。
音響部分には、テレビ用に最適化されたフルデジタルアンプ「S-Master」が採用された。全処理をデジタル化することによってクリアな音声を実現したほか、頭部伝達関数理論をベースにした同社独自のフロントサラウンドシステム「S-Forceフロントサラウンド」も備えている。
地上/BS/110度CSの各デジタルチューナーと、地上アナログチューナーをそれぞれを2つずつ搭載する「フルダブルチューナー」構造を採用。同一放送サービスはもちろん、異なる2つのデジタル放送、同時2画面視聴で楽しんだり、外部機器へ出力することができる。
操作インタフェースは「PSX」などにも採用実績のあるXMB(クロスメディアバー)で、直感的な操作を可能にしているほか、任意の言葉を登録しておくことで、XMB上のテレビ番組へ自動的にマークがつけられる「キーワードヒット」の機能を搭載した。地震対策として、壁と背面の直接固定することが可能になっているほか、45度以上傾くと自動的に内部回路がスタンバイ状態へ移行する機能も備えている。
インタフェースも豊富だ。家庭用テレビとしては業界初という1080p対応のD5端子のほか、HDMI、USB、i.Linkなどを備える。サイズはKDL-46X1000が125(幅)×70.1(高さ)×10.9(奥行き)センチ・37.6キロ、KDL-40X1000が112(幅)×62.4(高さ)×10.6(奥行き)センチ・30.2キロ(いずれも本体のみ)。
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