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第31回 スポーツと明るさとシャッタースピードの関係今日から始めるデジカメ撮影術(2/4 ページ)

» 2005年09月15日 14時19分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

 ISO感度を上げられるデジカメでISO800まで上げて撮ってみたが、やはり望遠側だと暗くなる分シャッタースピードは1/35秒くらいなのである。

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 ネット際の攻防を2つ撮ってみたが、体育館ならではの難しさがついてまわる。しかもバレーボールはめまぐるしくボールと選手が動くので、次の動きが予測できないのがつらい。趣味のバレーボールだと予想もつかないところに飛んだりするのだ。

 また、デジカメではうまくピントを合わせるヒマもない。そういうときは確実に撮れるものを狙おう。サーブの瞬間やレシーブの瞬間だ。

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 そうすればちょっと撮りやすい。

 がんばってアタックの瞬間を撮ってみたが、これはある程度動きを予測して、ネットのあたりにピントを合わせて待って撮ったものだ。

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 これは望遠デジカメを使ってISO400で撮ってみた。1/40秒である。ボールを追いかけず、連写モードにし、次を予測してピントを合わせて待つ。予想が外れたらあきらめる。そんな感じ。

 ストロボを焚いてみるという手もある。ストロボの光は数メートルしか届かないのでやたらに焚いても意味はないが、ちょっとは動きを止められるだろう。

編集部注:このストロボ撮影は、競技者の了承を得て行っております。筆者も次ページで「もちろん試合中などフラッシュの光が迷惑になるときはダメだけど」と述べているように、競技中のストロボ撮影は競技者の了承を得て行ってください。

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 ちなみに、ISO1600くらいまで上げられる本格的なデジタル一眼レフと明るいレンズを使えば室内でも撮れるので、そういうカメラを持っている人は是非挑戦を。

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