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パイオニア、高級スピーカー「EXシリーズ」第2弾を販売

» 2005年09月20日 21時55分 公開
[ITmedia]

 パイオニアは9月20日、高級スピーカー「EX」シリーズの第2弾製品として3ウェイブックシェルフ型の「S-7EX」、アクティブサブウーファーの「S-W1EX」、S-7EX専用スタンドの「CP-7EX」を12月上旬より販売すると発表した。価格はS-7EXが42万円、S-W1EXが21万円、CP-7EXが7万3500円。

photo 3ウェイブックシェルフ型の「S-7EX」と専用スタンド「CP-7EX」の組み合わせ

 EXシリーズは、同社のエンジニアを集結したプロジェクトチームによって開発されたコンシューマ向けハイエンドスピーカー製品群。プロ向けの「TAD-M1」で培われた技術が惜しみなく投入されており、トールボーイ型の「S-1EX」と2ウェイブックシェルフ型の「S-2EX」が既に発表されている。

 S-7EXはTAD-M1と同じく駆動ユニットの位相と方向性を制御する技術である「CST」(Coherent Source Transducer)が採用されているほか、トゥイーターはベリリウム振動板、ミッドレンジにはマグネシウム振動板を使用し、100MHzまでの高域再生を得ている。18センチのウーファーを2つ搭載しており、ウーファー用にもアラミド織布とカーボン不織布を3層構造とした新開発の振動板が使用されている。

 S-W1EXはエンクロージャーとアンプを別体化し、アンプ部へ伝わる振動を大幅に低減。500ワットの出力を持つデジタルアンプにはスイッチング電源が搭載されており、低発熱ながらも安定した電力供給を実現している。ウーファーユニットは300ミリ径で、エンクロージャーの厚みも20ミリが確保されている。

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 同社が7月に発表した、マルチチャンネルオーディオのソフト再生時に発生する低音のズレ(時間遅れおよび位相のズレ)を解消する「フェイズコントロール技術」が導入されている。備えられた「フィルターバイパスモード」を利用することで、より制作者の意図に近い再生が可能になっているという。

 サイズは、S-7EXが820(幅)×291(高さ)×413(奥行き)ミリ・39キロ、S-W1EXが430(幅)×480(高さ)×430(奥行き)ミリ・34.5キロとなっている。

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