本機の最大の特徴といえるのが「ハイライト再生」だ。電子番組表で「スポーツ」に分類されている番組を電子番組表から予約した場合のみ有効になる機能で、その名の通り、ハイライトシーンだけを自動再生してくれるという面白い機能だ。なお、ハイライト再生は録画時に情報を作成しているようで、さらにこのロジックは1系統しか準備されていないのか、スポーツ番組を2番組同時録画した場合は、先に録画が開始された番組に対してのみ有効になる。
「ハイライト再生」は、事前にどの程度再生を要約するかを、3段階(短/中/長)で設定できる。なお、必要な情報は録画時に生成される点には注意したい
「ハイライト再生」を開始すると、画面には基準になるデータのグラフと、再生対象の基準レベルを示すラインが表示される。このラインを超えたシーンの前後を再生するようになっており、基準レベルを変更することで、再生対象となる「ハイライトシーン」を増やしたり減らしたりできる。「ハイライト再生」の総時間も表示されるので、どのくらいの時間で見終えたいかを基準にレベルを変更するといった使い方もできる。
録画番組一覧から番組を選択すると「ハイライト再生」「オートカットi再生」などを選択可能だ。“カットi”ってやっぱり、加藤愛?(イメージキャラ)
標準設定の基準レベル。左右キーで通常再生に移行することも可能で、「ハイライト再生」しつつ、ここ一番はじっくり、といった使い方ができる
基準レベルを2段下げた場合。右上に表示されている要約時間が変化していることがわかるだろう
では、ハイライト再生の動作はどうだろうか。今回はプロ野球中継(ただし録画)、Jリーグ中継、モトGP中継を録画して利用してみた。まずはプロ野球で、基準レベルは標準のまま、総再生時間は6分59秒だった。再生されたシーンは以下の通り。
1回の裏
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内野安打でセカンドランナーランナーサードへ進塁 |
ヒットで1加点 |
ヒットで1加点 |
ヒットのリプレイ |
ヒットで1加点 |
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3回の表
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巨人ホームランで1加点 |
ヒットで加点 |
センターフライでチェンジ |
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3回の裏
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ホームランで1加点 |
ヒットで1加点 |
リプレイ |
ショートファインプレイ |
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9回の表
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ホームランで1加点 |
ダブルプレイでゲームセット |
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なかなか見事。点の入ったシーンは全て再生されており、まるで解説なしのスポーツニュースを見ているようだ。プロ野球の場合、観客の盛り上がり(声援)などが反映されやすいといった点もあるのだろう。
次はJリーグ中継(鹿島対神戸)だ。総再生時間は5分12秒となり、これも再生基準は標準のままだ。
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