セコムは10月6日、屋外巡回監視ロボット「セコムロボットX」の製品版を発表した。施設内を自動巡回し、侵入者がいたら人間の“早足”と同じ時速10キロで追跡、光や音で威嚇できる本格的なセキュリティロボットだ。10月8日からレンタルを開始する予定で、料金は月額30万円。初年度200台(10億円)の導入を目標にしている。
外観イメージは、昨年7月に公開された試作機とあまり変わらないが、センサーやカメラなどを増やして監視能力を向上させた。このため総重量は約230キロと試作機の2倍近いが(試作機は120キロ)、その場でターンできる小回りの良さ、最高時速約10キロの俊敏さは変わらない。
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本体前方にパン/ティルトにも対応するズームカメラを搭載。また最上部には周囲を360度監視できる全方位監視カメラを備えており、常に周囲に目を配る。このほか、侵入者や走行時の障害物を検知するレーザーセンサーや超音波センサーなどを各所に配置している。
一方、重くなったぶんバッテリーが切れるのは早くなった。たとえば時速3〜4キロという“人が歩く速さ”で巡回した場合、連続駆動時間は約2時間。連続走行距離は約7キロとなる(試作機は24キロ)。
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