また、この製品では価格のわりに、付属品がかなり充実している点も大きな特徴といえる。PCとの接続にはクレードルも使えるのだが、液晶モニターを閉じた状態で合体した場合でも、クレードル側の電源ボタンを押し、同じくUSBボタンを押せばいいだけなので、特に電源ボタンが表側になくて困ることはない。
もちろん、電源ボタンの存在意義はある。一定時間(5分/10分から選択。オフも可)操作しない状態が続くと、オートパワーオフが働くのだが、再度電源をオンにするために、いちいちモニター部を開閉せずともよく、ワンタッチで事は済むわけだ。
操作モードは「再生」「撮影」のみに分けられ、動画撮影は手前のRECボタンを親指で、静止画撮影は前面のRECボタンを中指で操作すればいい。
ズームレバーも一般的なビデオカメラと同じようなつくりだが、動作はかなり緩やかで、W端→T端で2秒ほどかかる。あまりクイック過ぎるのも操作しづらいし、逆に超スローなズーム操作も楽にできるので、これはこれでいいだろう。ただ、試作機のせいかもしれないが、ズーム中に「ジジジ」と小さな動作音が生じ、また手にもかすかに振動が伝わってくるのは気になった。
インタフェースの出来はかなりいい。メニューやマニュアル撮影時の操作には、ジョグダイアルとその中央に配置されたOKボタンを利用する。このOKボタンはスティック形状で、押し込みのほか、4方向への操作も可能だ。
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