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ジェスチャーで操作するショウウィンドウ、大日本印刷が「インタラクティブ透明スクリーン」発売

» 2005年10月11日 12時54分 公開
[ITmedia]

 大日本印刷は10月11日、ショーウインドウのガラス面などに映した映像コンテンツをジェスチャーで操作できる映像システム「インタラクティブ透明スクリーン」を発売した。百貨店や企業のショウルームなどでガラス面を利用した映像広告が増えつつあるが、ユニークな操作性と双方向性をくわえることで、より効果的な宣伝活動が行えるという。

photo 左はタッチパネル型の「インタラクティブ透明スクリーン」。右は遠隔操作型で、手に持ったボールの位置や停止時間をもとにコンテンツを操作する

 インタラクティブ透明スクリーンでは、用途や利用環境に応じて2種類の操作と2種類の映像投影方法を組み合わせることができる。投影方法は、前面投影と背面投影を用意。前面投影は室内に限られるものの、継ぎ目なしで75インチまでサポート。背面投影では、屋外に面したガラス面への投影も可能で、40インチと60インチから選択できる。

 操作方法は、スクリーン上部に取り付けたセンサーで指の動きを検知する「タッチパネル型」と、特定の色のカードやボールを手に持った操作者のジェスチャーで画面を操作する「遠隔操作型」の2種類を用意した。遠隔操作型は、操作者が持ったカードやボールをビデオカメラで撮影し、専用ソフトウェアで色などを認識。その位置や停止時間といった情報をもとにコンテンツを操作する仕組みだ。センサーを使わないため、スクリーンから離れた場所でも画面を操作可能。カメラのズーム機能を使えば、スクリーンから100メートル以上離れた場所からでも操作できるという。

 価格は、システム1式で約500万円から。コンテンツ制作費用は別途必要になる。

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