松下電器産業は10月18日、「D-Snap Audio」シリーズのポータブルオーディオプレーヤー新製品4機種とHDD内蔵ミニコンポ“D-Dock(ディー・ドック)”の新製品2機種を発表した(関連記事 松下、最薄部9.9ミリのSDプレーヤーとHDDミニコンポ)。
新製品群は、SDメモリーカードを使用することで“PCいらず”の環境を実現した従来製品(2005年3月発表)のコンセプトをさらに進化させたもの。同社ではSDメモリーカードを「世界最大のインフラをもつメモリカード」として、オーディオ分野への普及を目指す考えだ。
ポータブルオーディオプレーヤーは「SV-SD750V」「SV-SD700」「SV-SD350V」「SV-SD300」の4製品で、いずれもストレージは内蔵せず、SDメモリーカードを装着して使用する。音楽再生に関する基本的なスペックは4機種とも同様だが、SV-SD7xxは7行表示の大型液晶、SV-SDxxxVはFMラジオチューナーとボイスレコーディング機能を搭載している。
デザインはキューブタイプの既存モデル(SV-SD90/100V)から大きく変更された。D-Snapシリーズのビデオカメラ(AS3、AS30など)をイメージさせるカードタイプとなり、SDカードスロットを搭載しながらも最薄部はわずか9.9ミリとなった。これには浜崎さんも「薄くて、軽くてとても驚きました」とコメント。
「前モデルに比べると、最大の変化は音質」と同社が言うように、高音質化回路「D.SOUNDエンジン」を搭載して音質の向上を狙ったほか、SV-SD700/700Vには低域用と中高域という2つのドライバーユニットを搭載したヘッドフォン「ダブルドライブインサイドフォン」を採用した。視聴した浜崎さんも「高音がクリアでとても驚きました」。
同時発表のHDD内蔵ミニコンポと連携し、SDメモリーカードを介した“PCレス”の環境も提案するが、付属ソフト「SD Jukebox Ver.5.OLE」を使用することで、PC内部の楽曲を転送することもできる。PC内部の楽曲を転送する場合には、USBで直接PCと接続するか、著作権保護機能に対応したSDメモリーカードリーダ/ライタが必要となる。
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