フラッシュメモリメーカーの米SanDiskは10月20日、3Dメモリを手掛ける未公開企業の米Matrix Semiconductorを2億5000万ドルで買収することで合意したと発表した。年内に買収完了の見通し。
Matrixは1998年の創業以来、3D OTP(one-time programmable)技術を開発・供給しており、米国で3D集積回路技術に関する特許100件以上を保有。同社の3Dメモリはテレビゲームや音楽などのコンテンツ保存用に利用されている。
Matrixの3DメモリはSanDiskの新製品gruviカードに取り入れて音楽タイトルのセキュアな配信に利用するなど、今後コンテンツ配信で重要な役割を果たすとSanDiskは説明している。
SanDiskでは今後自社の各種販売網を通じてMatrixの3D OTP製品販売とサポートに当たり、Matrixの顧客向けには継続的な供給の保証に努める方針。
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