JR横浜線の「中山」駅から車で約10分。横浜市区部ながら、まだまだ自然が多く残る丘の上に、JSATの横浜衛星管制センター(YSCC)がある。木々の間から直径数メートルもある巨大なパラボラアンテナが覗く様は、まさに「秘密基地」の趣だ。しかも、2つの建物を中心として周囲に計16基もの巨大なパラボラアンテナが林立していた。
JSATは、36000キロの上空に9機の衛星を保有するアジア最大規模の衛星通信事業者だ。CATV向けのコンテンツ配信サービス「JC-HITS」、各種衛星通信サービスなどさまざまな事業を手がけているが、やはり有名なのはCS放送「スカパー!」や「スカパー!110」のインフラ。もちろん。話題の地デジの衛星再送信実験にも深く関わってくる。今回は、昨年12月に完成したばかりの新局舎見学を兼ね、衛星ビジネスの舞台裏を見せてもらった。
「JSATの“秘密基地”にようこそ」と出迎えてくれたのは、JSAT広報IR部の鳥井英幸部長と同じくネットワーク運用部長を務める平岡直己氏(やっぱり、誰が見ても秘密基地なのだ)。
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