カシオ計算機は10月24日、薄型デジタルカメラの新製品「EXILM CARD EX-S600」を発表した。価格はオープンプライスだが、店頭では5万円前後になる見込みだ。11月18日に発売する。
今年6月に発売した薄型カードサイズデジカメ「EX-S500」の後継機。90(幅)×59(高さ)×16.1(厚さ)ミリのカードサイズボディに、600万画素CCDと光学3倍ズームレンズを搭載し、MPEG-4動画の撮影にも対応する。ズームレンズは35mmフィルム換算で約38〜114mm。新たに、動画撮影時に使用できる手ブレ補正機能を備えた。
動画の解像度は、640×480ピクセルまたは320×240ピクセル。フレームレートは毎秒30フレームもしくは15フレームで、圧縮率を併せて3つの撮影モードを備える。1GバイトのSDカードを使用した場合、「標準」モード(VGA、30フレーム/秒、約2.1Mbps)なら約1時間の収録が可能だ。
また、サンプル画像からシーンを選ぶだけで静止画/動画が撮れる「ベストショット」もEX-S500から継承。色あせた古い写真を撮影した際、退色補正を行う「よみがえりショット」などを新たに追加している。
電源は専用リチウムイオン充電池で、バッテリー寿命は静止画撮影の場合で約300枚、動画は連続撮影時で約1時間50分。この数字は、EX-S500の約1.4倍にあたる。
カシオ計算機では、「EXILM CARD EX-S600」を10月26日に東京ビッグサイトで開幕する「WPC EXPO 2005」に出品する予定だ。
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