すぐに思いつく応用例は、デジカメに組み込むケースだろう。「はい、チーズ」といわなくても、カメラが自動的に被写体の笑顔を検出してシャッターを押してくれるというわけだ。
「大量の画像から笑顔だけを検出するといった画像検索にも応用できる。。泣き顔や怒った顔よりも、笑顔なら一般的には成功写真といえるので、大量のスナップからベストショットを抽出する手助けになるかもしれない。また、この技術をロボットに組み込めば、表情を読み取って判断できる“顔色をうかがうロボット”のような応用も考えられる」(同社)
同じく「Future Technology」のコーナーでは、昨日10月25日に報じられた燃料電池が公開されていた。
キヤノンが開発した燃料電池の特徴は、燃料に従来から使われてたメタノールではなく、水素を直接利用した水素燃料電池である点。メタノール型に比べて高出力な燃料電池を小型サイズで実現できるメリットがあるという。
「Kiss Digital Nなどに使われているリチウムイオン充電池(BP-51xx系)とほぼ同サイズのカートリッジに4.6リットルもの水素が入っており、それを2.5気圧という比較的低い気圧でカートリッジ内に収めている。研究段階なので、具体的な商品化の時期は未定。技術的な課題のほか、水素を直接使うので安全性のテストや認可の問題もある」(同社)
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