年賀状の季節。いまやもうデジカメで撮った写真を使って年賀状を作るのは当たり前で、日本郵政公社も今年は「写真用年賀はがき」として染料系インクジェットプリンタ向け年賀はがきを用意し、それが全体の半分を占めるほどだ。
年賀状には普通、この1年で撮った写真からよく撮れてるものを選んできて使うんだけれども、いいストックがない場合は年賀状用に家族の写真や子供の写真を撮ってみるといい。
年賀状のどこにどう写真を使うかは人それぞれ。だからいくつかパターンを考えてみた。
正月用らしく、ちょっとおめかしして神社にでも行ってみよう。子供がしっかり写ってて、どこで撮ったか分かって、せっかくだからオスマシした写真を撮る。
普通に神社を入れて全身も入れてなんてやっちゃうとこうなる。子供が小さくしか写ってないし、神社と子供が上下に分離しちゃってる。
そこでしゃがんで目線を合わせ、ズームアップ。ありがちな写真だ。これだと背景がどこだかよくわからない。年賀状に使うとなると使いやすいようにトリミングして切り出してってことになるから、これじゃあせっかく神社まで来た意味がない。
こういうときは、子供にもっと前に来てもらおう。神社と離れちゃっても写真で両方が写ってればいいのだ。
めいっぱい近寄ってちょっと望遠側でフラッシュを使って撮影。後ろに「七五三詣り」ってのぼりがたってるが、年賀状で使うときはこういうのはカットしちゃえばOKだ。屋外でちょっと日陰ってときはフラッシュを焚いちゃうのがお薦め。眼の中に白い光(フラッシュが反射したもの)が入るし、背景と顔の明るさのバランスが取れる。
ここまできたら、あとひと演出。羽子板を持たせてみた。
でも日差しがあたっていた方が印刷したときにキレイになるのは確かなので、いい感じに光が当たる場所があったらそこを使おう。
もうひとつ考えたいのは、ハガキ全面に印刷するんじゃないということ。普通はハガキの一部に写真を貼り付けるって感じで使う。となると、L判プリントより写真の面積は狭くなると考えていい。
しかもインクジェット用のハガキはどうしても、プリンタメーカー純正の写真光沢紙に比べると質は落ちるので写真があまり細かくなると分かりづらい。だから、全身写真を入れるときはできるだけ大きめに、ハガキにプリントしても顔がちゃんと分かるように撮ろう。
写真を大きく使うのが難しいときは、無理に全身を入れなくてもOK。「うちの○○も、こんなに大きくなりました」的な内容にしたいときでも(年賀状ってたいていそういうものだし)、腰から上が写ってれば分かるものだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR