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第36回 年賀状と構図と背景の関係今日から始めるデジカメ撮影術(2/3 ページ)

» 2005年11月24日 21時00分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

使いやすい背景の写真を

 子供の顔を切り抜いて使おうと思ったら、応用の利きやすいシンプルな背景を探して撮ろう。

 となると、シンプルな壁か青空。健康的に撮りたいなら見通しのいい空が広い公園に晴れた日にでかけて、空や芝生をバックに撮ろう。

 空をバックに撮るにはちょっとかがんでもらって下から撮る。

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 そうすると背景が明るすぎて顔が真っ暗になる。こんな時はフラッシュを焚いちゃうのがいい。

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 年賀状に使うなら顔が明るく撮れていた方がいいので、フラッシュを使っちゃうのがお薦め。こうして青空を大きく入れてやれば、顔だけを丸く切り取って使うのも簡単だ。日差しが当たってるような写真でも、フラッシュを使うことで影が柔らかくなる。

photo フラッシュ無しで撮影
photo フラッシュを使って撮影

 もうひとつ、下から見上げるように撮ると「まぶしくない」というメリットもある。

 上から撮るとまぶしいのでどうしても表情が暗くなっちゃうのだ。

photo 上から撮るとまぶしいのでどうしても表情が暗くなる

 背景がシンプルだと、そこに文字を重ねるのも簡単。写真を大きく使って、青空に文字を入れちゃうというのも手だ。上手に撮れば、ハガキの全面にフチナシで写真を配置して空の部分に文字を入れちゃうということもできる。

 横位置で右上にスペースを作ろうと思うとこんな感じ。

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 実際にフチナシ印刷をすると周辺部が切られてしまうので、それも多少考慮して撮るといい。せっかくだからポーズをいろいろつけて楽しそうに。

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 低い位置から青空が半分くらい青空になるように撮ってみた。こうすると空の位置に文字を重ねるのも簡単だ。

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