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「SETI@home Classic」プロジェクト終了っぽいかもしれない(2/2 ページ)

» 2005年11月29日 11時49分 公開
[こばやしゆたか,ITmedia]
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 4:クライアントソフトをインストールし、最初の起動時には、プロジェクトとアカウントの入力を求められる。プロジェクトURLとして“http://setiathome.ssl.berkeley.edu/”、アカウントとしてメールで送られてきたアカウントキーを入力。新規参加の場合には、ここでメールアドレスなどの情報を入力。

 5:……ということになっているのだが、わたしの環境ではMac OS X(GUI)版も、Windows版も、アカウントキーの入力がうまくいかない(新規参加なら問題ないかも)。Windows版にはコマンドラインバージョンも同梱されているので、これを使って“boinc -attach_projects http://setiathome.ssl.berkeley.edu/ Account Key”としたらうまくいった。Mac OS Xではメニューバー版をダウンロード、インストールしてそれで登録した。いずれにしても、一度登録すればGUI版が使える。

 6:これで解析開始だ。自動的に担当するデータが送られてきて、それをクライアントソフトを動かしている間に解析し、すんだら結果を送信して新しいデータを受け取る……の繰り返し。Windows版はスクリーンセーバーにも登録できる。Mac OS X版はそれはないが、クライアントソフトのプロセス優先度(nice)は19と低くなっているので、ウインドウはドックにしまってしまえば邪魔にはならないだろう(それも邪魔だという人のためにメニューバー版がある)。

 SETI@homeのトレードマークのようなあのグラフも健在だ。しかも3D表示になった。GUI版で「Work」タブでプロジェクトを選んで「Show Graphics」で表示されるし、Windows版ではスクリーンセーバーで表示される。

photo

 SETI@home Classic では、何ユニット解析したかという数(WU)が実績になっていたが、SETI@home BOINCでは、Creditという単位で計られるようになった。UからCreditへの換算はしてくれない(記録しては残っている)。それに意味はないということはわかっていてもやっぱりちょっと残念だ。

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