ソニーは12月9日、同社高級AVアンプ「TA-DA9000ES」を対象としたアップグレードサービスの提供を開始すると発表した。音質及び各種機能の向上を中心とした有償サービスとなっており、価格は29万4000円。
アップグレードでは、中核となるS-Masterのプロセッサを24ビットから32ビットへ変更して処理能力を向上させる。また、Dolby Pro Logic IIxやバイアンプ接続への対応といったソフトウェア面から、i.Linkを1系統追加やDVIをHDMIに変更するなどハードウェア面までも大幅な強化が行われる。主な変更点は以下の通り(詳細についてはこちらを参照のこと)。
TA-DA9000ES | TA-DA9005ES(有償サービスプログラムモデル) | |
Dolby Pro Logic IIx | × | ○ |
Dolby Pro Logic II GAME | × | ○ |
i.Link(音声) | 1系統(DSD/LPCM) | 2系統(DSD/LPCM/DD/DTS/AAC/DVD-Audio) |
DVI/HDMI(音声) | DVI 2入力 /1出力(×) | HDMI 2入力 /1出力(LPCM/DD/DTS/AAC/DVD-Audio) |
S-Master プロセッサ精度 | 24ビット | 32ビット |
バイアンプ接続 | × | ○ |
マルチゾーン対応 | × | ○ |
D/コンポーネント2系統同時出力 | × | ○ |
ビデオコンバータ | アップコンバータ | アップ/ダウンコンバータ |
アナログビデオのHDMI変換 | × | ○(1080i入力まで) |
プログレッシブ変換 | × | ○(480iまで) |
また、インタフェースの一部変更に伴い、フロント/リアパネルのデザインにも変更が加えられるほか、リモコンも変更される。なお、サービスプログラムを適用した本製品は「TA-DA9005ES」の名称で呼ばれる事になる。
申し込み受け付け期間は12月16日〜2006年2月15日までとなっており、実際のアップグレード実施は2006年5月が予定されている。
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