テムザックは12月12日、新型の2足歩行ロボット「キヨモリ」を発表した。また同日、福岡県宗像市にある宗像大社辺津宮に同社のロボットが参拝し、ロボットの安全とロボット産業の隆盛を祈願した。
キヨモリは、外装に甲冑を使用した等身大のロボットだ。全高は160センチ(甲冑の鍬形を含めると185センチ)、重量は74キロで、全身に39の自由度を持つ。また、骨盤の2自由度回転運動を利用して、歩行時にひざの曲げ伸ばしができるため、さらに人間に近い歩行スタイルになったという。早稲田大学高西研究室と共同開発した。
キヨモリの甲冑は、平安朝の鮮やかな色使いを特徴とした特注品。製作を担当したのは、黒澤明監督の映画「乱」をはじめ、NHK大河ドラマなどにも多数の採用例がある丸竹産業(鹿児島薩摩川内市)だ。テムザックでは、「日本の古い文化とロボットという最先端技術を融合させた新たな試み」としている。
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